第61回宣伝会議賞【新NISA】篇

   結構先まで書いているのですが、ここだけは投稿する日に書いています。
   でも明日から家を空けるので(泥棒に来ないでよ!)、まとめ書きです。えーと、土曜日までだから、三日分か😅
 
 
   てなわけで第二十回は【新NISA】。
 
   「新NISA」は松井証券さんの課題で、「『投資をまじめに、おもしろく。』というスローガンを踏まえ、松井証券で新NISAをはじめてみたくなるような広告アイデア」というものであります。
 これまた多くの人を、「???」にしたであろう、「新NISA」。
 書くべきことはね、分かるんですよ。新NISAのことを書いたらいいだろ? と思うだけで。ただ、それをいざ書こうとすると、ひとつの壁にぶち当たるのです。
 それは、これって新NISAのことを書いたらいいの? それともNISAのことを書いたらいいの? っていう(笑)
 
 現時点で、NISAというものがあるのですよね。簡単に言うと、証券(株)を買って利益が出た場合、普通はその利益から20%を所得税として引かれるのです。でも上限いくらかまではその所得税がかかりませんよ、非課税ですよっていうのがNISAなんですね。でもこのNISAはひと銘柄に対して、非課税の期間が決まっていて、NISAで5年、積み立てNISAで20年なんです。
 でも来年から始まる新NISAはこの非課税免除期間が撤廃されて、永久非課税になるよ、っていうものなんですね。で、すでにNISAを始めている人は自動的に新NISAに移行することになっているのです(来年から始めるより今年からNISAを始める人の方がちょっとだけお得になる)だから新NISAの説明をしようと思ったら、まずNISAの説明をしないといけない。NISAやってない人にとっては、NISAも新NISAも一緒だからです(笑)
 でも課題は「新NISA」ってなってる。
 だから、NISAと新NISAの違いを説明すべきなのか、単にNISAの説明をしといたらいいのか、そこでまず迷うわけです。
 挙句の果てに、課題には「松井証券で」とある。
 これも真面目に守ろうとすると、大混乱を来たします。
 松井証券にあって、他にはないサービスの話も盛り込まないといけない(たしか手数料が安いんだっけ?)。だから課題にきちんと応えたコピーを書こうとすると、おそろしく説明的でガッチガチのコピーが出来上がります😂
 しかもあれですよ。新NISA、今のうちからNISAを始めておくとお得ですよ、は上述した通りなのですが、結局、宣伝会議賞の本やファイナリスト作品が出るころには、その新NISA、始まっとるのです。だから、そういう「今から始めよう」コピー、書いてもしょうがない🤣
 なのでそうですね。はい。
 
 無視!
 
 です(笑)
 
 ちゅうことで、「新」も「松井証券」も無視して気持ちよく、「NISA」に関するコピーを書き始めました。もちろん、「新」について触れたかったら触れてもいいし、「松井」について触れたかったら触れてもいいわけで。幅があるっていいことですね☺
 
 ところで僕はこの「新NISA」に関して実は“裏テーマ”があると思っていまして。
 というのも、なぜ、「お得な」新NISAが始まることになったのか。そして、なぜ証券会社である松井証券がそれを始めましょうね、という課題を出しているのか。そこに裏がある気がするのです。
 つまり、簡単に言うと「みんな株を買え」ってことですよね。
 お得だぞ、と。今やっておくと得するぜ、をチラつかせているわけです。
 でも、誰が?
 そう、政府ですよね。日本政府という巨大な黒幕がバックについておるのです。
 だってそうじゃないですか。非課税ってことはこれは国が絡んでおるわけですから。NISAやら新NISAやらをやるバックには政府が絡んでいるわけです。
   で、政府としては本来税金収入が減るわけですから。損なわけですよね。
   それでもNISAが始まり、さらにもっとお得な新NISAが始まるわけです。
   なぜか? 税金収入という「うま味」を捨ててでも、国民たちに株を買ってほしいから、ですよね。でなきゃこんなに増税増税言ってる国が、非課税なんか推し進めるわけがない。
   ではそれをすることで国にとって、何のメリットがあるのか?
   ひとつにはよく言われる、年金部分の補填ですよね。この先、年金は先細りしていくわけですから。国民たちは政府に頼らず、自分で老後のお金を蓄えてね、って思惑がある。
   で、もうひとつはもちろん、経済の支援ですよね。単純に、みんなが株を買えば、企業に運転資金が入って経済が回る、という理屈。まあこれが本来、第一の、元々の株式の目的なわけですが。
   でも実は、これって国防にもなっているわけですよ。
   いま、日本の企業の株がどんどん外国に買われてるわけですよね。株って過半数だか締めれば経営に口出す権利が出るとかなんとかあったはずですから。つまり株を外国企業に買われるということは、体よく企業が乗っ取られる、ということでもあるわけです。
   しかし日本国民が株を買えば、必然的に株価は上がり、日本企業が外国に買収されるっていうリスクも減るわけなんですよね。
つまり日本企業の株を買うということは、日本企業を守るってことでもあり、国を守るってことなわけですよ。
   だから、政府は税金部分を捨ててでも、新NISAを広めて、みんなに株を買ってもらいたいわけです。
 
   ので、「お得だよ~」コピーを書くかたわら、そういう裏事情の話なんかも盛り込み、ちょっと大変そうな課題だなーと思っていたのですが、意外に100個書けてしまいました😅

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