文章パズル　vol.11～20

　Twitterで「文章パズル」というものを行っておりまして。
　かつては『マジカル頭脳パワー』に代表されるような、いわゆる脳トレ系のクイズ番組で出題されていた、ふたつのシチュエーションで意味の異なる言葉が発せられるんですが、ひらがなにすると同じになる、という、あれです。
 
　・・全然わかりませんね(笑)
 
例題を出しましょう。
 
【設定①】
　受験勉強に頑張る娘に、お母さんが声をかけた。
 
「遅くまで頑張ってるわね。なんか、あったかい飲み物でも飲む？」
「ありがとう。じゃあ、○○○、○○○○」
「わかった」
 
【設定②】
　ふたりの女子が、ファミレスでダベっている。
「でさー。・・ん？　どうしたの？　急にセーター脱いで」
「えー？　だって、○○、○○○○○」
「え？　そう？　私はむしろ寒いくらいだけど・・」
 
　上記の○の中には、ひらがなにするとまったく同じになる、ある文章が入る。それを当ててね、というクイズ。
 
　ちなみにこの問題の正解は、
 
「ここあつくって」（①「ココア、作って」、②「ここ、暑くって」）
 
　になります。
 
　ルールは正直、これだけ(笑)
　一応重大な決まりごとを説明しておきますと、小さい「っ」「ゅ」なども一文字とカウントします。伸ばし棒「ー」も一文字。
「ここではきものを」のように、「ここで履き物を」と、「ここでは着物を」という風にふたつの意味で読める文章となる場合がありますが、文章パズルの場合、耳で聞く音として「は」と「わ」に分かれてしまうので、こういうパターンはありません（「ヘ」と「え」もおなじ）。
 
　・・注意すべき点、それくらいかな？
 
　解答はここには記載しません。
　問い合わせ（解答や、ヒント下さい、答え教えて）はTwitterその他のDMでお願いします。
　また答えが分かったりした場合、個人が楽しむ目的で学校や職場やSNSで楽しんでいただくのは自由ですが、基本的に著作権は僕が所有しておりますため、営利目的などでのご使用はお控えください（というか、そんなこと出来るのなら手数料払うので教えてください）
 
　では、どうぞお楽しみください～(笑)
 
 

問１１．『お寿司の準備と、海のケガ』

【設定①】
 　とある家庭。
　パパが庭でちらし寿司を作るために、
　シャリをタライに入れてうちわで扇いでいる。
　その様子をママが見に来た。
 
「パパ。もうすぐみんな来るけど。どう？ シャリの準備できた？」
「いや、まだー。○○○○○、○○○○○」
「もう！ もっと涼しいところでやればいいじゃないの！」
 
【設定②】
 　とあるダイバーが、足に包帯を巻いている。
　それを見た友人が声をかけた。
 
「うわ！ どうしたんですか、そのケガ？」
「ちょっとさ、この前海でね。○○○、○○○○○○○」
「マジッスか！ よく生きて帰ってきましたね！」
「うん。必死で抵抗してさ。死ぬかと思ったよ・・」
 
（10文字）
 
 

問１２．『生物の授業と、スポーツ観戦』

【設定①】
 　とある理科の授業。
　説明している先生に、一人の生徒が手を挙げた。
 
「・・ここで、メスのカエルの産んだ卵が孵ると、オタマジャクシが生まれます」
「はい！ 先生！」
「ん？ どした、ヒロシ」
「卵って、○○○、○○○○○○？」
「はぁ？ いやいや、そんな生物はいないだろ」
 
【設定②】
 　とある男女。
　とあるスポーツの観戦チケットを手に入れた男が、
　それをダシに女をデートに誘おうとしているよ。
 
「ねぇ今度さ、僕と一緒に○○○○、○○○○○？」
「えー？ 私、暑苦しい男って基本的に嫌いなのよね。悪いけど、パス」
 
（9文字）
 
 

問１３．『変な男と、素早い女』

【設定①】
 　ずーっと懐中電灯の光を、顔の横から自分の向けて照らしている男がいる。
　それを見ている男女の会話。
 
「・・あれ、なにやっててんの？」
「ああ、あれね。○○、○○○○○○○○○」
「え？　最悪じゃん」
 
【設定②】
　デート中の男女。
 
「ちょっと、トイレ行ってくるわね」
「ほーい」
「おまたせー」
「うわ！　はやっ！　え？　早くない？」
「うん、○○○○、○○○○○○○」
 
（11文字）
 
 

問１４．『絶景と、アンケート』

【設定①】
 　とある夫婦。
　ついに念願のタワーマンションに引っ越してきた。
　窓からの景色を見ながら、夫が妻に、

「ここからの眺めはどう？」
「○○○○○○○○！」
「だねー。俺もだよー」
 
【設定②】
 　とある企業。
　先輩と後輩が資料を眺めている。
 
「どうもねー、このアンケートの結果が納得いかないんだよなー」
「そう？」
「これがこんなに人気あると思えないんだ・・」
「そうかな－？　よし！　じゃあ、○○○○、○○○○！」
「えー今から？」
「現場現物！　ほら、行くよ！」
 
（8文字）
 
 

問１５．『彼女の感想と、推しの意見』

【設定①】
 　自分の彼女の写真を友達に見せて。
 
「うわ、めっちゃ可愛いじゃん！」
「そう？」
「かわいいって。なんかほんわかしてるって言うかさ、○○○○○○○」
「うーん、実際はそんな感じでもないんだけどなぁ・・」
 
【設定②】
 　休憩中の会社員。テレビのニュースを見ながら。
 
「お、アイドルの子を脅迫してた犯人、捕まったんだな」
「あいつな！　許せん！」
「こういうの、どうなるのかなー？　何年か刑務所入るのかな？　執行猶予ついて終わりかな？」
「○○！　○○○○○！」
「え？　それほど？」
「オレは熱狂的なファンだからな！」
 
（7文字）
 
 

問１６．『回り道と、双子』

【設定①】
 　運転中のふたり。目の前の表示を見ながら。
 
「あれ？　工事中？　あっち行けって書いてあるわね」
「ほんとだ。・・え？　○○○○○、○○○？」
「えー？　ちょっと狭すぎない？」」
 
【設定②】
 　久しぶりに再会した先輩と後輩。
　互いの近況を報告し合っている。
 
「へー、子ども、双子なんだ」
「そうなんですよー」
「双子だけどおなじ格好してないねー。○○○、○○○○○？」
「そうですねー。上の子はピンクとか好きだけど、下の子は青系が好きとかありますねー」
 
（8文字）
 
 

問１７．『台風一過と、逃げた小鳥』

【設定①】
 　ある、台風一過の朝の会話。
 
「いやー、ゆうべの台風すごかったよなー」
「そうだよなーすごい風だったんもなー。
俺ん家もさー、瓦とか飛びまくっちゃって。
お陰で、○○○○○、○○○○○」
 
【設定②】
 　自分の飼っている小鳥を人に見せてあげようとしている子供の会話。
鳥かごまで案内して・・
 
「あれ？ いなくなってる・・。なんでだろ？」
「入口鍵かかってないよ、これ。逃げちゃったのかな？」
「えー？ 昨日までは大丈夫だったのに・・。
ホントだよ。昨日までこの中に、○○○○○、○○○○○」
 
（10文字）
 
 

問１８．『手間暇かけてと、悲痛な叫び』

【設定①】
 　とあるお料理屋さんでの会話。
 
「ではこの材料を鍋に入れて火にかけて。あとは水をつぎ足しながら、○○○○、○○○○○○○○」
「えっ？　そんなに？」
「そう、それくらい時間をかけないとうちの味は出せないの」
 
【設定②】
 　とある観光スポット。店主がTVリポーターに話している。
 
「最近、女の人に男が声をかけよるせいでね。女の人が恐がって、この辺
に寄り付かんのですわ。ですんで、すんません、ここに○○○、○○○○○○○○○」
「そっかー。深刻な問題なんですね～。でもずいぶん、おしゃれな言い方ですね」
「そう？」
 
（12文字）
 
 

問１９．『動物園と、カルチャーセンター』

【設定①】
 　とある家族、夫婦の会話。
 
「今度のお休み、タカシが動物園に行きたいって言ってるんだけど・・あなた、動物とか興味ある？」
「えー？　俺だって、○○○、○○○、○○○○○○○○」
「ならいいわ。でもえらくざっくりね～」
 
【設定②】
 　女友達がふたり、カルチャーセンターのビルに来ているよ。
 
「へー、いろいろあるのねー。ねぇ、お花ってこの上かしら？」
「（案内を見て）えーとね、この階が○○○○。○○○、○○○○○○○」
「あ、着付け教室か。だから和服の人が降りてくるのね～」
 
（14文字）
 
 

問２０．『チャーハンと、高価なバッグ』

【設定①】
 　とある夫婦の会話。買ってきたお弁当を前に。
 
「なぁ、どっちのチャーハン食べるかじゃんけんで決めない？」
「いいわよ」
「「じゃーんけーん、ぽん」」
「○○○！　○○○、○○○！」
「くっそー。じゃあ俺はキムチで・・」
 
【設定②】
 　とある夫婦の会話。クレジットカードの明細を見て。
 
「ん？　なんだこれ？　なぁ、おい、ヴィトンからハンドバッグの請求が来てるんだけど、これ、お前・・」
「え？　○○○○、○○○○○」
「いやお前、すげー額じゃねーかよ！」
「だって、欲しかったんだもん」
 
（9文字）