#note福岡meetup 第3回の夜。
きっとイベントレポは他の方々がしっかりと書いてくださると思うので、わたしはまた遊軍として、だらだらと個人的な日記を書こうと思う。
今回のイベントは平日の夜開催。だからその日は家で作業することにして、夕方、家族のごはんを準備してからでかけた。
白状すれば、せめてごはんをつくるというのは単にわたしが、かわいい盛りの幼き娘を置いて夜遊びに出かける、その罪悪感をいくぶんか薄れさせるための、自分を守る手段なのだろう。
そんな自覚も胸にありながら、ピーマンの肉詰め、ナスのおかか和え、野菜たっぷりの肉団子の煮込みスープと炊きたてごはんで勝手に自分の心に折り合いをつけ、夫に娘を託し、母はでかけるよ。夫よ娘よ、ありがとう。
子乗せ電動自転車にまたがり、冷たい風をきって、いざ夜の街、天神へ。
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会場についたら、なんとイベント主催である池松さんは買い出しにでかけていてその場にいない。なんとなく、前回のmeetupに参加されたメンバーの方々がいろいろと受付まわりでその場をゆるくまとめてくださっていた。
これで場が混乱しないのは、noteに集まるひとたちの空気感のよさだなあ。note酒場の当日スタッフ体験を思い出しながら、改めてぼんやりと思う。
「1対n」じゃなくて「n対n」という話が昨日も出たけれど、あのようすもその延長だと思う。「お客さん」として来ているひとがひとりもいない。みながひとしく、「参加者」という意識なのだろう。とても楽。
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そのあとは池松さんの図解の書き方トークがあったり、当日、東京から来られたボードゲームデザイナーのミヤザキユウさんと池松さんのゆるいトークセッションがあったり。
池松さんがnoteや情報発信の大切さについて語る、熱量と情熱がすごかった。ほとばしる、という言葉はこういう様を表すのだなと感じた。それは会場にいたみなに伝わったと思う。
ときどき、あまりに熱量が高すぎて脱線して、参加者がついていけなくなることもあって、でもそういうときはミヤザキさんがやさしくツッコミをいれて交通整理してくれて、その関係性にとてもなごんだ。
ゆるいトークセッションの中では、note酒場の話も出て、そこでミヤザキさんがボードゲームをやってどうだったか、という話も伺った。池松さんに突然話をふられて、わたしも当日スタッフとして参加してどんなことを感じたか?という話を、少しだけしゃべった。
その場にいたみなさまへ。わたしがnote酒場でどんなことを体験したか、またその後どんな気持ちを抱いたかは、下記の2本のnoteを見ていただけたらとてもうれしいです。あいかわらずしゃべるのはとことんヘタで、言いたいことの半分も言えなかった。
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その後、参加者どうしで話す時間が設けられたのだけど、15人くらいの規模でも全員としっかりしゃべるのは難しかったので、もう少し交流の時間がほしかったな、というのが正直な印象。
個人的には最初っから最後までn対nでひとりひとりとしっかりしゃべれる構成がうれしいけれど、そこは参加者内の温度感によって、1対nで話を聞く時間があったほうが気が楽、という方もいるのかもしれない。
そのあたりは、実際にその場にいた、他の参加者の方々の感触もぜひ聞いてみたい。たぶん池松さんがいつもおっしゃるように、東京と福岡でも温度感はちがうだろうし。
でもわたしはなんというか、池松さんが思っているよりはもうすこし、福岡のnote界隈の温度感も高まっているんじゃないかな、だからn対nの時間をもっとたっぷりとってそれぞれで話す時間を長くしたほうがいいんじゃないかな?って思っているのだけど、どうだろうか。いや、思い込みかもしれない。他のひとはどう感じているのかなあ?
それも含めて、昨日のイベント、もっとこんなふうになったらよりよいなあ、みたいなところ、コメントやリプライなどもらえたらうれしい。たぶん、池松さんもうれしいと思う。勝手に解釈して勝手に代弁してごめんなさい。みんなでいっしょに盛り上げたい。それこそ1じゃなく、nに頼りたい。
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ともあれ会場はとても盛況で、限られた時間内でお話できた方々はみな、とてもいい表情をしていた。
もともとフォローしていて、近々、ご近所でブックバー「ひつじが」を開店されるシモダヨウヘイさんともお会いできて、とてもうれしかった。ほぼ毎日、開店準備日記(ひつじが日報)をnoteで更新されているのを読んで、オープンしたら遊びに行きたいなあ、とわくわくしていたのだ。
いま、昨日のひつじが日報を読んだら、シモダさんもわたしに会うのを楽しみにしてくれていたようでとてもうれしい。「文章の感じが好き」なんて言われたらにやける。会った印象でがっかりされていないことだけを祈る。
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そんなわけで大盛況のうちに会は終わり。
池松さんは「福岡のうまいもん食わしちゃるけん(←実際は池松さんは移住組なので方言じゃないけど)」とでも言わんばかりにミヤザキさんを連れて夜の福岡の街へ消えてゆき、ミヤザキさんはあいかわらず安定的にやさしく微笑みをたたえたまま引っ張られてゆき、ニシグチライナさんは「1日でもマイクもたなかったらマイクの使い方忘れちゃう」というセリフを残して若者数名を連れてカラオケへと消えてゆき(と思ったらひとりカラオケになったと今note拝見して知った。けどライナさんならトレーニングとして充実した時間を過ごせてそう……)。
とにかくなんというか、よくある、「うぉーい、みんなで2次会行くぞお!」的な一括したまとめがないのがとても楽だったし、初めて会ったひとばかりだったのにとても心地よかったし、noteっぽくもあり、さらには福岡っぽくてよいなと思った。
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わたしはというと、家の方面が近い人たちと、4人でしゃべりながら歩いて帰ることにした。自転車、引きつつ。
23歳新卒で、5月に福岡に転勤で来たばかりというなかじまたくみさん、25歳くらい(ごめんなさいうろ覚え)でいろんな職を転々としながらおもしろそうな人生を歩んでるもりくん、それからブックバー「ひつじが」のシモダさんと、わたし。若い世代と話すのはとっても刺激になった。
ところで福岡の街はコンパクトだとよく聞くけど、ほんとうにそうで。最大の繁華街ともいえる天神から、歩いていける距離が普通に住宅街なので、たとえば飲み会でも、飲んでから歩いて帰る、ちょっとタクシーで帰る(安いし)というのがとても普通のことだ。つまり周辺に住んでいると、終電という概念がない(結婚したばかりのとき、2時3時まで飲む文化が普通すぎて、カルチャーショックでちょっともめた)。
だから自転車をひいて4人で歩きながら、noteの集まりのあとに、こうやって歩いてみんなで家に帰るとか、福岡の街っぽいなあ、なんて思っていた。
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途中で3人になり、開店準備中のブックバー「ひつじが」をチラ見に立ち寄らせてもらう。思ったより広くて、福岡の規模だったらここでnote酒場できそうだよね、みたいな話で盛り上がる。やりたいなあ。
それからバーカウンターを囲み、3人で「トポロメモリー」初体験。トポロメモリーは今日のゲスト、ミヤザキさんが開発されたボードゲームで、会場でさっそく、シモダさんはそれを直接買っていたのだ。
3人とも初めてだったので最初は探り探りだったけど、シンプルで、初めてでもやりやすいゲームだった。「これとこれだよね?」なんて会話も自然に生まれるのがいい(このようすの写真は、昨日のひつじが日報で)。
「カウンター越しにできるし、飲みながらするのにもいいね」とシモダさん。ブックバー「ひつじが」に置いておくそうだ。福岡でトポロメモリーができるバー、いい。ここでいつかnote酒場できたら、もっといい。
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こんなふうに帰り道まで含めてすべてが、わたしのnote福岡meetup第3回のハイライトだった。
帰るまでが遠足です、ってよく言うけど。
ちょっと意味が違うけど。
でもそんなふわりとした時間軸が、とても心地よかった。
福岡は福岡の温度感で、じわじわとみんなでゆるやかに、noteの輪が広がっていったら嬉しいなあ。そんなことを思いながら、冷たい夜風を頬にあびてもくもくと自転車をこいだ。
(おわり)
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▼おまけ:
昨日はじめてお会いした方へ。ぽこねんってどんなこと書いてるやつなわけ?って方は、以下のマガジンをどうぞ。
よく読まれたものや、反響が大きかったnoteをここにまとめています。あ、「うどんの引力」は、天神のウエストの話です。
福岡関連noteはこちらにまとめています。ちなみに第1回note福岡meetupの日の日記も、ここにあります。
それでは、また近々お会いできるのを楽しみに。よい日を!
▼次回はn対nが実現するかも……?? twitterで池松さんとやりとり。ご意見募集中。