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連作短歌「リモート飲み」

またすぐね、と別れて半年がすぎわたしは空豆が好きになった

パソコンの内蔵カメラすれすれにグラスを寄せたらミスって「ゴツン」

「たこ焼き器でアヒージョつくってるんやけど」「うっわ食べたい!」「やんなぁ、ざんねん!」

顔を見て声も聞こえるでもきみの空のグラスにビールはつげない

ひらべったいせかいのなかにいるきみとはなすわたしもひらべったくて

OFFボタン笑顔で押して顔筋がもどって あれは夢だったかな

なんとなく戸棚をあけてチョコパイを食べてるいまのきみを知らない

マスク越しできみと会う日の夢をみる 目元だけって嘘だろ まばゆい

再会はあの店がいいなあの店のグラスはきれいな音で鳴るから

アヒージョに合う食材の研究をしておくいつかの二次会のため


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自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。

しあわせ。
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伝わりにくいことを文章で伝わりやすくする仕事をしていますが、ここではなるべく脳みその違うきんにくをつかいたいなぁと思ったりしています。さいきんは絵本や短歌が好きです。読み方はおなかぽこ。3歳児に親育てられ中。

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短歌たんたん
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2020年夏に歌集など読みはじめて短歌の奥深さにようやく気づき、はまりはじめました。遊びつつ、学びつつ。(過去作は今みると我ながら手を入れたくなりますが、リアルな「育児記録」として残しておきます…)

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