連作短歌「あのイカ」
ヘッドフォンしているきみの手元からカチカチカチカチ鳴りおるリビング
インク散るまばゆい画面に見入るきみ そのきみの背を見つめてるわれ
ねえたまには飲もうよあの頃みたいにさ かわいいイカばかり見ていないで
きみの愛するゲームをまだ解せない 「ぷら」と「とぅーん」の響きは好きだよ
いそがしいきみの息抜きなのだから、と理解しようとがんばる。イカを
展開がはやすぎて目がまわりそう フォントがいいな、ひとつ発見
さみしがるヒマがあるなら我が趣味も究めてみむとイカを詠むなり
※実話から発想は得ていますが、フィクションです、ねんのため。
自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。