「dawn」ライナーノーツ
こんにちは。作曲家 / 音楽クリエイターのpoco moonです。新曲の「dawn」をリリースして1週間が経ちました。せっかくなので、セルフライナーノーツを書いてみようと思います。
音楽や芸術は作者が多くを語ると、言葉が先入観になり、聴く人が感じる印象の余白が減ってしまうといけないので、ここでは楽曲ができるまでの背景を中心に書いていきます。
今回の「dawn」は昨年(2023年)にレコーディングをしました。ミックスを始めたのは、今年(2024年)の4月に入ってから。レコーディングからミックスまで期間が開きましたが、poco moonとしての音楽の方向性を考えていました。
元々、自分はギター弾き語りの音楽活動をしていました。2020年ごろからソロギターを弾くようになり、興味が歌よりもインストに向かうようになりました。その後、DTMでギター以外の音色も加えるようになると、自分の音楽がこれまでよりも色彩感のあるものに変わったと感じ、とても新鮮な気持ちで嬉しかったのを覚えています。
その後、映像制作者のためのBGMを中心に2年ほど制作していました。どんなシーンにどんな音楽が合うかを想像しながら作るのは、初めての経験で、難しくも楽しく創作することができました。これからも作っていきたいですし、今まで作ってきたBGMは、YouTubeで聴くことができますので、ぜひ聴いてみて下さい。
そんな中で自分の中から生まれるオリジナル曲にもう一度向き合ってみようと思いました。
自分が好きだと感じる音楽を掘り下げていくと、「フォークトロニカ」というジャンルに出会いました。アコースティックギターやピアノの音色に、電子ドラムなどのエレクトロなサウンドを加えた音楽を表すジャンルです。
自分のこれまで大切にしてきたアナログと、これから深めていきたいデジタルが融合したサウンドをぜひ作ってみたいと思いました!
その第1弾が今回の「dawn」です。日本語で「夜明け」を表す言葉ですが、自分にとっての「新たな音楽活動の夜明け」という意味を込めて、このタイトルを付けました。2分ほどの短い曲ですが、自分なりに思いを込めましたので、ぜひ聴いて下さい!
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