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愛犬ポコ(2)

ポコの術後

ポコの胆嚢的手術は、無事に終了した。

翌日9時半の面会に、心配しながら向かった。

ポコは酸素カプセルに入ったまま点滴を受け、エリザベスカラーを付けていた!!「よく頑張ったね~・・えらいね~ぽこ」思わず涙が出た。ただただ褒めたかった…抱きしめたかったが。

だっこもしてあげられない!ほんとごめんね!!
手を入れられる酸素カプセルの穴からそっとポコに触れられるだけ(涙)

「辛かったな~」

ポコはもっともっと辛かっただろうに!

痛々しい姿に涙しながらも、生還できた喜びに、あと少しだけ頑張ってほしいと願った。

担当医からの説明

翌日の夕方二度目の面会の時、バスタオルにくるんで医師がポコを連れてきたではありませんか。

「びっくりした・・ほんとに驚いた!!」術後一日しか経っていないのだから。

ポコは今まで出したことがない声で「クークー ふぅ~ふぅ~」と甘えた声で鳴く。きっと{早く家に連れて帰ってよ}と言っていたに違いない。

私が抱っこしたまま、手術中の様子や、予後の説明を受けた。

医師から胆のう摘出した部位、肝臓の状態の写真を見せて貰ったのだが、胆のう摘出せざる負えない状況であったことを改めて感じた。なぜなら胆のうがいつ破裂してもおかしくなかったという事が理解できたから。

しかし、動物も医学の進歩はすごいのでしょう。最新の機器も備えられていて人間宛らだ。だから助かったのだ・・とも言えるのかも!

合併症、感染症のリスクを少なくするための点滴はあと三日間、痛め留めは五日間継続するらしい。その後は幾つかの注意事項を守りながらではあるが、ほぼ普通に生活して良いと言われた。

思えば、いつ胆のうが破裂するのかと心配しながら過ごすことより、ポコの場合は生還したから言えるのかもしれないけど、思い切って手術に踏み切ってよかったと思う。

そう思う事にした。

今回、ポコの命を守ることが出来たが、いつかは終わる時がくる。

それはポコに限らず、だれにでも有り得ることだが。私も二度の乳癌を経験していることだし、またいつ再発するかもしれない。

万が一、私が先だった場合のことももちろん考えておかなければならないことである。一応娘夫婦のところに引き取ってもらう手筈ではいるが。その場合ポコの介護に入る可能性もあるので、そのことも覚悟が必要だと感じている。それを含め娘夫婦に託すしか今のところ案は無い。

今回ポコの命を守るために、手術前の検査や輸血準備費用、そして手術費用、入院費、退院後の薬や検査費用は… やはり数十万円かかった。

私は、ポコと暮らし始めてからすぐに保険に入っていたので、今回も全額までとは行かなくともかなり助かった。

ただ可愛いから・・癒されるから・・ペットが欲しい

とかだけではなく、命の最期まで看取ることを覚悟したうえで動物と暮らすことを考えて欲しいと願う。

正直、私もポコが手術が必要なことになるなんて考えてもいなかった。なぜなら、その前の担当医がポコは13歳の老犬なので、「手術はぜずにこのまま天寿を全うするのでよいのではないでしょうか」と言っていたからだ。

でも、違った!!今の担当医は!! 病気に対する見解が全く違っていた。私は、手術して命が守られ、手術前と同じくらいに戻れるならと、手術を決断した。

そしてポコの尊い命は繋がった。

ほんとにポコは、私の知らないことを教えてくれ、経験させてくれる。

手術後一週間後の来週月曜日、抜糸予定だ。だんだんと普段通りの生活に近づくのを感じる。

今、ポコは私の膝の上で寝ている・・安心しきった顔で(笑) 

この幸せを与えてくれるポコに感謝しよう。









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