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彷徨った雑誌

今年に入ってから契約したイギリスからの雑誌が一向に届かないまま、次の契約延長しますよ〜んと案内がきたので、まだ一冊もきてへんで!と問い合わせをしたら、2/20、4/20、6/20に出してるよ!と。普通郵便だけど遅くとも1ヶ月で着くはず・・だけど、もう7月後半でこれはおかしいからDHLで3冊とも送り直すわね!と、ばびゅんと送り直してくれた3冊が届き、お礼のメール書いていい感じに終わった。

それから1ヶ月くらい経った8月半ば、なんと6/20に投函された1冊が届いた。なぜに今?しかも一番新しい子が。担当者に連絡すると、「あら!でも届いてよかったわ。被った一冊はお友達にあげてね」というメッセージ。

さらにさらに、1ヶ月経った9月半ば、2冊がどかっとポストに入っていた。2/20と4/20にイギリスを旅立った奴らが、かたや5ヶ月、かたや7ヶ月も彷徨って同時に我が家にきたのである。

追跡できない普通郵便だとはいえ、日本の差出人と記載している運送会社に連絡したら「流石にすごいですね・・・」となり、通関業者さんに調査を入れてくれた。EU-日本間の大幅な減便とウクライナ情勢により、EUー日本間の荷物が大幅に遅れているらしい。まぁ、予想通りの返事だけど。

その間にDHLやFedexはすんなり届いてる。色々ルートが違うんだろうし、この夏の欧州の一部の空港の大混乱の被害やら色々聞いているから、そこまで驚かず。それよりも、封筒にがさっと入れただけの雑誌が、そんなに長く旅をして無傷で到着したことがすごいと思う。

さらに、昔だったら問い合わせの返事なんて来たらラッキーくらいに思ってたけど、この迅速な対応に世界は変わってきていることをしみじみ思う。
電車なんて30ふん以上の遅延は当たり前で、郵便だって無くなる前提だったし、店員に「〇〇どこにある?」と聞いても「I do not know」と突き返してくる人が多々。今や自ら声をかけてくるスタッフもいるし、あちこちわかりやすくなってるし、電車だって結構定刻通りに出るし(そのおかげで油断してて乗り遅れたこともあるが)、カスタマーサービスがすぐに返事くれるだけでいまだに喜んでしまう。

そして、こういうトラブル的なものはなんだかんだと起こるんやけど、そういうときの方が冴えるというか、自分の中の何かが起きるというか。こういうやりとりを通して解決したときは、なんかピチピチした生きてる感じがあるような。

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