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弁理士試験合格へ向け勉強してる皆様へ

ご覧いただきありがとうございます。

まずは自己紹介です。

たぬきと申します。私はメーカーに勤務している30代社会人です。研究開発部門に所属しております。この度、令和5年度の弁理士試験に合格することができました。

このnoteでは、弁理士試験に合格するためにやってきたことを書いていきたいと思います。長くなると思いますので、カテゴリーごとに記事を分けて紹介できればと思います。

私は2021年11月から勉強を始めて、2年かけて合格することができました。今年の合格者の平均受験回数は2.8回ということで、決して早い方ではありません。昨年の平均受験回数が3.4回なので、ここ1年で短期合格者がかなり増えたようです。1年で合格されている方も多数いらっしゃるので、やはり最近は短期間で合格するのが主流なのでしょう。

合格体験記というと、「短期合格」や「忙しい社会人でも合格」みたいな甘い言葉ばかり並んでいる気がします。手軽に受かった成功例みたいなものを並べても受験生の皆様の参考にならないと思いますので、これから受験を控えてる皆様へ向けて、あえて厳しい視点で書いていこうと思います。

まず、最初の記事で書くべきことではないかもしれませんが、弁理士試験に向けた勉強は、半端な覚悟で始めるべきではありません。試験は1年に1回のみ、最初の段階で100人いたら90人が落ちる過酷な試験です。中途半端な勉強では絶対に受からず、少なくとも、なんとなく市販の過去問を解いて分かったつもりになっただけで合格できるような試験ではありません。また年数を重ねたから合格できるという類のものでもありません。今年は短答でボーダー付近の35点取れたから、来年は39点取れるだろうという考えは間違っています。35点から39点の間には極めて高い壁があり、そこを越えられないからこそ、90%の人が落ちるのです。

1年から2年かけて、友人達や会社の同僚との付き合いを断ち、通勤時間、会社のお昼休み、隙間時間、休日は朝から晩まで、毎日のありとあらゆる時間を見つけて勉強して、やっと周りと戦えるレベルになります。それでも一定数、何年かけても合格できない人がいる、そんな厳しい試験です。

短答式試験に受かったものの、その後論文式試験に3回不合格となり、短答の免除期間を使い切ったがために撤退してしまう人も中にはいます。3年以上試験勉強を続けると、新しい知識というのは殆どなく新鮮さがありませんので、モチベーションを保ちづらくなります。知識面でも徐々に穴が開きますので、益々合格しづらくなります。プライベートの時間を削りつつ続けなければならないので、精神的に参ってしまうでしょう。

ですので、絶対に短期間で、かつその年の短答、論文、口述をストレートで合格するぐらいの覚悟を持って勉強をしなければならない、そんな試験です。

と、、、厳しいことを並べました。そんなの分かった上でやっているという人もいますね。難しい試験ですが、時間をかけて着実に知識、技術を身につけることで合格できる試験であることは事実です。

この記事を読んでいる受験生の方、受験を考えている方に向けて、少しでも合格される方が増えるよう魂を込めて合格体験記を書いていこうと思います。

よろしくお願いします

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