【読書ログ】「0秒思考」を読んで思考を前に進める


Target この本で学びたいこと

「メモ書き」のやり方とその効果

Before 読む前の状態

考えることやそれを言葉にすることは得意
一方で考えが堂々巡りしたり
考えすぎて行動が遅れたり
感情に思考を支配されることがある 
(よくない思考の反芻をしてしまう)

After 得た気づき

1.黙考では考えは深まらず、ちょっとしたアイデアや不安が浮かんでは消えの繰り返しで形にならず、蓄積もされない。

2.製造現場の生産性向上にはどんな会社も取り組むが、企画書や報告書の作成、メールのやり取りなどのデスクワークについては生産性という概念自体があまり広まっておらず体系的な努力がされていない。人や内容によって時間がかかって当然という暗黙の了解がある。

3.多くの人にとって考える時間の長さとアウトプットの量・成果は比例しない。速い人は恐ろしく速く、遅い人は許しがたいレベルで遅い。

4.優れたリーダーはどんなことに対してもすぐに仮説をたてることができ、それを検証、違っていれば立て直す。そのスピードが速く迷走しない。

5.0秒思考に慣れると、2つのカンがはたらくようになる
①適切な判断をするために必要な情報を自分が持っているか
②情報が足りない場合どこからもってくればいいか

6.問題は、大半の人が調べすぎてしまうことにある。いやな判断を先延ばしにするために情報収集を延々と続けている場合もある。
→買い物とかそうだな。。決済するのが怖くて延々もっといいのがないか調べるときある

7.まず目の前の課題について取りうる解決策を3つあげ、それぞれのメリデメをあげて目星をつけてから情報収集を始める。

8.もっと情報がほしいという気持ちをこらえて大胆に仮説をたてる癖をつけることで仮説構築のスピードと質が高まっていく。
ただし仮説はあくまで仮説なので
仮説の根幹をすぐに確認・検証する必要はある

9.メモ書きは1日A41枚を1分で、毎日10ページ書く=10分/日
  A4を横書きにして左上にタイトル、1枚4~6行

10.人間は頭と心を切り離せないので、心が乱れていると頭がうまくはたらかず、堂々めぐりをしたり、あと一歩のところで決めかねる。そのストレスでさらに頭が動かなくなっていく

11.気分がすぐれないときは何ページでもとにかく書き出す
腹が立つのは相手が嫌なことをするというのもあるが
自分がそれを受け流せない状況でもある
やってみるとわかるが20~30枚が意外と限界
いろんなことを考えているつもりで同じことの反芻であることがほとんど
書き出すことで1つ1つケリがつき、悩みが減っていく
逆に言えば、書かないことで同じことばかりああでもないこうでもないと無駄に思考することになる

12.一度メモ書きをしたことでも何度でも同じタイトル・テーマでやっていい。元の紙を探す必要はない。書き出す前にひらめきが消えてしまうことのほうが深刻。

13.メモ書きは構成など余計なことを考えず思いつくままに書きだす

14.6行以上は書かない(というか1分だとそれが限界)。頭の中を常に整理しておくため。だらだらとどうでもいいことを書き連ねない

15.人間の頭はよくできているのでぱっと思いついたことから順に重要なことが多い

16.「メモ書き」のやり方を勝手にアレンジしないこと。これは赤羽さんがありとあらゆる方法を試す中でたどり着いた究極の方法

17.1ページ1分にしているのはそうしないとあっという間に時間を使いすぎてしまうから

18.PCではなく紙なのは文字情報以外も書けるから

19.シャーペンよりもボールペンの方が摩擦の影響を受けづらい

20.メモは筆がノった時は10枚に限らず納得するまでやっていい

21.ビジネスで危険なのは「ターゲット」が明確になっていないこと
自明になっていると思い込んでいるだけで実は定まっておらず、チーム間でも共有されていないことがある。具体化が重要

22.企画書を仕上げたら数日放置する。熟成期間をおくことで客観視できるようになる

23.メモ書きをチーム全体でやることで大きな成果が期待できる

24.小学生でも有効

25.悩みを聞きながらメモを書いてあげると喜ばれる。メモ書きを続けることで相手の話をよくきいて整理してあげることができるようになる


TODO 今後実際にやること

1.平日は毎朝10分メモ書きをする
→継続できるように9:15に会社のtimesに宣言して結果を書く

2.悩んだり腹をたてているときはそらで考えず気が済むまでメモ書きをする

3.なかなか決済にふみきれないものについてメモ書きで決断する

4.メモ書きをどこでもできるように無印の「らくがき帳」とペンをセットで1Fと2Fにおいておく

5.シャーペンではなくボールペンを使う

6.企画はギリギリに考えず早めに一度形にして熟成期間を設ける

7.育てたい部下や娘にメモ書きをすすめる

8.悩み相談をされた際(親、有人、部下など)その場でメモ書きをする
→会議の場では画面共有でするのもいいかも(紙じゃ無理だけど)

まとめ

黙考では問題や感情を反芻するばかりで考えが深まらず結論が出ない
紙に書きだすことで課題を着実に解決し、前向きな行動・決断ができる
毎日A4用紙1分×10枚で10分続けることで思考力が鍛えられる
悩んだときも納得するまで書き出すことで前に進むことができる。


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