なんか急にYouTubeのおすすめにミッシェルガンエレファントが出てきた
みなさん、おはようございます。
先日、いつものようにYouTubeをダラダラっと眺めていると
YouTubeのおすすめに「fuji rock '98」と記載された動画が出てきたので
20年以上前のフジロック、これはぜひ一度見てみたいと思い、
その動画をクリックしました。
するとまず画面ちっさ。
それもそのはずもう10年ぐらい16:9に慣れ親しんでいたので
4:3をめちゃくちゃ久々に見ました。
そしてタイトルがフェードアウトした後、
映し出されたのはあたり一面肌色の景色。
ん?なんだこれ。
え・・・?嘘だろ・・・。
これ人?マジかよ・・・。これが90年代フェスの動員数・・・。
うわうわうわうわクレーンカメラがどんなに引いても肌色が終わらねえええ
そんな異常な光景がフェードアウトされた後、
映し出されたのは、
SHISHAMOが「君と夏フェス」で歌ってた
まさに"真夏のステージでスーツを着たロックスター"が現れた。
それと同時にあの肌色の波がステージに押し寄せる。
ソーシャルディスタンスなんて概念が全くない世界。
そしてギターがギラギラと音を奏で始めた瞬間、
肌色の波は乱れ始め、嵐を巻き起こした。
1分程ギターが鳴り響いた後、急に音楽が止まる。
うわなんだ・・・。中途半端に演奏が止まった・・・。
するとステージ上に帽子をつば後ろに被って、細いサングラスかけたいかにもフェス仕切ってますオーラビンビンの小さいおじさんが現れた。
そのおじさんは謎に時計を2つ巻いた左手を挙げながら、
「このままだと演奏再開できませんのでゆっくりと一歩ずつお下がりください」
としっかりと自分の業務をこなしていた。
するとヴォーカルのスーツを着たロックスターが
「あの楽しくやりてえからもうちょっと下がれるもんなら下がろうや」
ごちゃごちゃ乱雑していた会場が一斉に手を挙げて、歓声を上げた。
そして、
ごちゃごちゃしていた会場が徐々に後ろに下がりながら整っていく。
カッケー。カッコよすぎる・・・。
ロックスターや。ロックスターのイデアや。
まさかSHISHAMOが言ってた「ロックスター」ってTHE BAWDIESでもなく[Alexandros]でもなくミッシェルガンエレファント!?
だとしたらルーツ渋すぎだろSHISHAMO。
しばらくあのフェス仕切り小おじさんが頑張って誘導を行い、
だいぶソーシャルディスタンスを保て・・・・たのか?
まあ小おじさん的にはある程度確保はできたらしくミッシェルガンエレファントにOKサインを出した。
そしてヴォーカルが「お待たせ」と息を吐いた途端、
今度はベースがゴリッゴリのバッキバキラインを鳴り響かせる。
すると会場は今度はベースのバッキバキラインに合わせて
一斉に飛び跳ねた。
それによってマジでリアルに砂嵐が吹き荒れる。
そして会場に向かって問答無用にホースが水を発射する。
どんな世界?いかれ狂ってる。やべーな。ロックンロール。
そして再び小おじさんの手下みたいなおじさんたちが現れ、会場に走る。
あるおじさんは客を鯛のように釣り上げ、
またあるおじさんはミッシェルガンエレファントにバッテンサインを送る。
すごい時代だ。
ミッシェルガンエレファントは若干気持ち抵抗しながらも演奏を止めた。
ヴォーカルは若干キレ気味でマイクスタンドをなぎ倒した。
そしてヴォーカルはすかさずマイクを拾って演奏が途切れる苛立ちを抑えながら
「起こしてやろうぜせっかくだからよ、倒れてる奴がいたら起こしてやろうぜ」
カッコいいなあ。マジでカッコいい。このシンプルなカッコよさ。
そして小おじさんが頑張って誘導してる中、
またヴォーカルが一言。
「大丈夫か。絶対に死ぬなよ。」
いやこんなんもう子供生まれるわ。カッコよすぎて。
そして小おじさんはまたミッシェルガンエレファントにOKサインを出す。
再びバッキバキのベースラインが鳴り響く。
正直、さっきと何が変わったのかわからん。さっきと同様会場は飛び跳ねて、熱気と砂埃がムンムン。そこに問答無用にホースで水をぶちまける。
ケータイとか大丈夫なんか?カメラとか。時計とか。
もう小おじさんは諦めたのか、演奏が続く。
飛び跳ねる頭の中にちらほら足が出てくる。
どういう状況?逆立ちしてんのか?
そしてついにこのライブで初めて1曲をやり終えた。
1曲終わるのにこんな大変なんかミッシェルガンエレファント。
これが本当のロックスター。やべーな。
そしてまた小おじさんがお仕事を始める。
もはや「出たい人は手を挙げてください」などと呼びかけてる。
とんでもねえな。
ヴォーカルのチバさんがまた会場に話しかける。
「あの、気持ちはわかるよ。ロックンロール好きな気持ちはよくわかる。」
と言い放ち、会場をひと沸かしした後、
ピックを噛み締めた。
いやなんだこの全てがカッコいい仕草は。何それ、一言喋っただけで会場沸かしてピック食べるってなんなんだよ。かっけえなおい。
いやまたベースおい、ジャケット脱いで白シャツでマイクスタンドに腕かけてもたれかかるってなんやねん!カッコよすぎやろ。
そしてカメラずっとその背中を写すってなんやねん!センスありすぎやろ。
小おじさん「調子悪い人とかいたら手を挙げてくださーい。調子悪い人いたら手を挙げてくださーい。大丈夫ですかー。」
会場「(ザワザワ)」
「大丈夫ですねー!?」
会場「(歓声)」
大丈夫!?本当?大丈夫なの?あれ。なんか変わりました?
いやヴォーカルさんちょっとニヤついてません?
ヴォーカルがやっと演奏できる喜びでニヤついたのか、小おじさんの無理くり大丈夫にした感じに笑ってしまったのか、不敵な笑みを浮かべた後、
「ゲット・アップ・ルーシー!」
カッコいい英単語を3つ言い放った瞬間、再び曲が始まった。
・相変わらず会場は飛び跳ねてて、砂埃とホースからの水が巻き荒れてる。
・いや、てかギターソロ半端なくカッコいいな。うわこのカッティングの時だけ手先ドアップするという演出、神。ギターの演奏テクニックも異常だし、
・後パフォーマンスもめちゃくちゃかっこいい。めちゃくちゃいいタイミングで足あげたり、あとギターを銃のように会場に構えながら掻き鳴らすのめちゃくちゃかっこいいなおい。
そして「ゲットアップルーシー」が終わるとそのまま次の曲が始まった。
・相変わらずホースが会場に向かって水をぶちまけてる。何度見てもこの光景がめちゃくちゃ新鮮すぎる。
・うわうわうわ人の波の上に人が流れていってる。なんだろう。単純にダイブなんだけどこの規模のダイブは本当に波に乗ってダイブってかサーフィン?ってか流されてる?マジで波に流されてます。
・サビマジで「フラーーーーイ、バーーーーーーメーーーーーン」なのになんでこんなカッコいいのよ。
・そして有無を言わさず、3連続で曲始まった。死なない?大丈夫?でもこの熱気で死ぬっていうのも音楽ファンとしては最高の死に方ではないのかと思えてきた・・・いやだめだ。死ぬのはあかん。
・ああもう風も強くなってホースの水が巻き荒れてマジで嵐起こってんじゃん。やべーなおい。
・ってかカメラの切り替わりめっちゃ激しいな。なんか早送りしてる?って感じるのはカメラの切り替わりが異様に激しいからか。これがこのころの手法なんか?まあ確かに熱気はものすごく伝わる。
というわけで激動のミッシェルガンエレファントのフジロック’98は終わったそうです。
マジでやばい。
では僕はサムネギラつき過ぎな代々木のTMGEでも見ます
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