RFI（Request For Information）

概要

は、日本語で「情報提供依頼書」と呼ばれ、企業や官公庁が業務の発注や委託を計画する際に、発注先候補の業者に情報提供を依頼する文書です。特にITシステムの導入やリプレイス、業務委託などの際に広く利用されます。

人の生活への影響

RFIは直接的には一般の人々の生活に影響を与えるものではありませんが、間接的には大きな影響を持ちます。例えば、企業がRFIを通じて最適なITシステムを導入することで、業務効率が向上し、結果として消費者に提供されるサービスの質が向上します。また、公共機関がRFIを利用して適切なシステムを導入することで、行政サービスの効率化や透明性の向上が図られ、市民の生活がより便利で快適になることが期待されます。

詳しい説明

RFIは、企業や官公庁が新しいシステムやサービスを導入する際に、その候補となるベンダーから詳細な情報を収集するための文書です。RFIの目的は、ベンダーの製品やサービスに関する情報を幅広く収集し、比較検討することで、最適な選択を行うための基礎資料を得ることです。

RFIには、以下のような項目が記載されます

• 趣旨・目的
  RFIを作成した理由や目的、必要な情報について明確に記載します。

• 自社情報
  発注者の基本情報や現状の課題、目指すべきゴールなどを記載します。

• 相手企業の基本情報
  ベンダーの社名、所在地、売上高、従業員数、事業内容などの基本情報を求めます。

• 製品・サービス情報
  ベンダーが提供する製品やサービスの詳細な情報を求めます。

• 情報提供の形式
  どのような形式で情報を提供してほしいかを明示します。

RFIを通じて得られた情報は、次のステップであるRFP（Request For Proposal：提案依頼書）やRFQ（Request For Quotation：見積依頼書）の作成に活用されます。RFIは、発注者がベンダーの能力や提供されるサービスの詳細を理解し、最適な選択を行うための重要なプロセスです。