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『虎に翼』⑩キャスティングにププッ

本筋とはズレるのだけれど、今週から『虎に翼』に登場した三條の弁護士兄弟。
高橋克実さんと田口浩正さんが、いかにも兄弟っぽくていい。
何かやらかしてくれそうなところも、期待してしまう。

しかし今日の寅子は、災難だった。
あれは地方の洗礼を受けたという意味なのかな?
あそこまで体を張った演技、伊藤沙莉さんしかできないぞ。

あの人にしかできないと言えば、大河『光る君へ』の佐々木蔵之介さんもそうだと思う。

まひろが身籠る子の親が、まさかの展開に驚いたけれど、オジサン(ちょっと嫌)と思っていた宣孝の大人な対応に驚く。

惚れた弱みと言うのは浅いけれど、納得いかない結婚と思っている私も、いずれ宣孝にグッとくるシーンがあるはずだと楽しみにしている。

以前、大石静さんの講演で、脚本家はキャスティングにノータッチで、(「功名が辻」のことだったか)自分の思い描いていた人と違っていたと話しておられたのを覚えている。

今回はどうだったんだろう。
意外に思った配役も、今はどの方もしっくりきている。

話が逸れたので、朝ドラにもどしてと。

東京にいた時にはなかった、地方のしがらみ。

「もちつもたれつ」

お互い様の精神は大切だけれど、困ることも多い。

寅子はあの中でどのように立ち回っていくのか。
優未との生活は大丈夫なのか。
前途多難だけれど、応援している。


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