私をスキーに連れてっ…
今日も雪が降ってた。
さっぶー。
20代のころは、冬になると雪のことばっかり考えてたのにな…。
学生時代は深夜バスに乗って信州へ、就職してからは男子に乗せてもらって奥美濃方面へスキーに出かけた。
そのうち運転手探しが大変なのと、月曜休みの職場になったこともあり、女子だけで行くようになった。
冬用タイヤはつけてたけれど、チェーン巻くのだって全然平気だった。
男子に頼らなくてもウチら平気なスキーヤーだった。
それどころか、都会(と言っても名古屋ナンバーだけど)から来た、チェーン装着に手間取ってる男子を手伝ったこともある。
なんて強かったんやろ。
最後にスキーに行ったのは、もう十数年前になる。
子どもたちがひとりで滑るようになり、リフトから手を振って、ようやく自由に滑れるーと思ったのが最後に行ったときの記憶だ。
それっきり、ゲレンデには立っていない。
道具もウェアも捨ててはいないけれど、いろんな意味でもう使うことはできないだろう。
先日、夫と話していて「スキー行ってみる?」と一瞬盛り上がった。
でもすぐに、転んだら骨折するよね…と、話が盛り上がることはなかった。
結婚したころ、夫の会社の役員Kさんが何度かスキーに連れて行ってくださったことを思い出した。
息子さん夫婦が白馬に住んでいて、大勢でペンションのような家に泊めてもらった。
あの時、Kさんは今の私たちくらいの年だったはずだ。
車を出してくれて、ゲレンデでは華麗に滑り、夜は一緒にお酒を飲んで、帰り道は焼肉だった。
今の私たちにそれだけ体力あるだろうか。
夏も冬も、海や山の遊びを教えてくれたKさんのように、あんなこと今の私たちにはできない。
夫の会社の上司と旅行だなんて、当時でさえそうあることではなかった。
でもKさんはスポーツマンで、若い人からも慕われていたから私も気楽についていった。
スキーの楽しさは、集合する時から始まる。
ユーミンやB'zを聞きながら、ワンボックスで走った夜の高速。
スキーは一生やりたいと思っていた。
寒いとか重いとか、足が痛くなるかもなんて、そんなこと言うようになってしまった。
今の若い人たち、スノボをやる人さえ減っているらしい。
うちの息子も最近は行ってないようだ。
行けばいいのに〜。
もし行くっていうなら、私もちょっとついてっていいかな。
いや、滑らないから。
でもゲレンデを見たら滑りたくなる…、かな?
たぶんね。
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