私なんか
「私みたいなのが、って言っちゃだめよ」
今日の朝ドラの台詞だ。
どうかすると出てしまいそうだった。
私の周りはすごい経歴の人ばかり、旧帝大や有名私大だけでなく、海外での経験がある人も珍しくない。
そんな中で、共通一次敵前逃亡した私が働いている。
まだ今の仕事についたばかりのころ、気後れしそうになってる私に先輩秘書が言った。
自分はできないとか劣ってるなんて思っちゃダメよ、と。
研究者は研究するのが仕事、私たちは研究者にできない仕事しているんだからと言ってくれた。
その一言には救われた。
そしてそれはじわじわと自分のモチベーションにもなっている。
誰もが驚く経歴があるからといって、万能な人というわけではない。
逆に、私が当たり前と思っていることが、教授に出来ないことだってある。
私はこぼれ落ちたものを拾いあげ、大したことでもないような顔をして事務処理を進める。
だから、どんな仕事をしていても、「私なんか」はないのだ。
もしもあなたの心が動いたら、サポートいただけると嬉しいです。 書き手よし、読み手よし、noteよし、そんな三方よしのために使わせていただきます。