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今年の3歳クラシックを整理 - 3歳牝馬路線(2) -

3歳クラシック検証記事の第三弾・優駿牝馬編です。
桜花賞の検証はこちら

優駿牝馬(以降オークスと表記)については幸運にも、これまでとは全く違うアプローチから枠連・馬単を的中するに至りましたが、桜花賞と同じ視点で考えてみましょう。


オークスのレース結果(決着構図)

1着[6]枠(12)番 チェルヴィニア
前走・桜花賞・13着+前々走・アルテミスS・1着

2着[4]枠(07)番 ステレンボッシュ
前走・桜花賞・1着+阪神JF・2着

オークスのレース結果に対する考察

オークス連対馬の戦歴を考えてみます。
1着馬の戦歴は
●オークス優先出走権なし
●3歳戦は桜花賞のみ
●前々走、2歳牝馬限定G3勝利歴(連対歴)所持(桜花賞優先出走権なし)
といえます。

2着馬の戦歴を1着馬に併せて表現してみます。
●オークス優先出走権あり
●3歳戦は桜花賞のみ
●前々走、2歳牝馬限定G1連対歴所持(桜花賞優先出走権なし)
といえます。

連対馬2頭には同じ事と違う事があります。これは全てのレースに共通します。
似ているというのではなく、同じ事と違う事で区別しておく必要があります。← これ大事(※)

【連対馬2頭の同じ事】
●前々走で2歳牝馬限定重賞で連対し賞金を加算
●桜花賞に直行(桜花賞優先出走権なし)
●3歳戦歴は桜花賞のみ
【連対馬2頭の違う事】
●2歳牝馬限定重賞はG1・阪神JFとG3・アルテミスS
●桜花賞の1着馬と桜花賞の敗退馬(下から数えて2着馬)
●オークス優先出走有無

そしてもう一つ、前走が同じレースだということは桜花賞とオークスの連対馬で共通しています。
(桜花賞は阪神JFへの集約。オークスは桜花賞への集約。

オークス1着馬は先行G1・桜花賞で13着。
これはオークス出走馬中、桜花賞の着順は下から2番目。
オークス2着馬は先行G1・桜花賞で1着。
これはオークス出走馬中、桜花賞の着順は上から1番目。

同じ視点で桜花賞に戻ります。

桜花賞1着馬は先行G1・阪神JFで2着。
これは桜花賞出走馬中、阪神JFの着順は上から2番目。
桜花賞2着馬は先行G1・阪神JFで1着。
これは桜花賞出走馬中、阪神JFの着順は上から1番目。

着順として考えるならば、
オークス1着馬と桜花賞1着馬は前走の着順は、順番が同じで上下は逆。
オークス2着馬と桜花賞2着馬は前走の着順は、順番が同じで上下も同じ。
といえます。ここでも同じ事と違う事に分類できますね。

さて3歳牝馬クラシックを総括すると以下の共通点で行われたことになります。
●3歳牝馬クラシック連対馬は前走同一馬齢戦(同一馬齢重量)のG1レースの敗退馬と1着馬
●前走敗退馬を1着馬として起用し、前走1着馬を2着馬として起用した。

ダービーでは何が行われたのか?
次に説明してみたいと思います。

補足

桜花賞の時はわかりやすく考えるため絞って説明しましたが、桜花賞連対馬には次のような同じ事・違う事がありました。
【桜花賞連対馬の同じ事】
●前走で阪神JF連対
●阪神JFの前哨戦(アルテミスS、ファンタジーS)に未出走
●前々走勝利
【桜花賞連対馬の違う事】
●前々走2歳G3と2歳1勝クラス


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