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#常識
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おそらくは高価なのだろうけどお金さえ出せば誰でも手に入れることができるものを見せられた時に《オトナの反応》ができない体質 (エッセイ)
会社勤めをしていた頃、食堂でたまたま隣に座ったエライ人が、何の脈絡もなく、 「これ、ずっと欲しかったんだけど、ついに買っちゃった」 と言って、ジャケットの右腕をめくったことがありました。 ── そこには、銀色に輝く腕時計が。 「はあ……」 ── たぶん、高価なブランド品だろう。 「……それは……」 エライ人は、少し照れたように言った。 「***の###。……ついに買っちゃった」 高級ブランド名《***》ぐらいは私も知っていた。 でも、おそらくその中でも上位に位置するのだ
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「彼は《眠れる獅子》と呼ばれていました ── そして、とうとう、眠ったまま卒業していきました」 (エッセイ・披露宴スピーチ後編)
私に結婚披露宴での来賓スピーチを依頼しておきながら、《危険人物》に頼んだことを後悔し始め、前夜遅くに電話をよこし、 「明日はくれぐれも《常識》をわきまえてくださいね」 と釘を刺してきた「往生際の悪い」新郎の話です。 披露宴当日、東京の会場に出かけました。 バブル景気が始まるのはその1年後ぐらいですが、一流ホテルの中規模のホールを会場とする、超豪華な披露宴でした。 新郎の所属した研究室教授A先生の主賓スピーチに始まり、新婦側の主賓、新郎の会社上司、友人、……と挨拶が続いてい
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来賓スピーチを頼まれた結婚披露宴前夜に新郎から《釘刺し》電話「明日はくれぐれも《常識》をわきまえてくださいね」 (エッセイ・披露宴スピーチ前編)
娘から、彼女の結婚披露宴で私が問題発言(問題行動?)をやらかすのではないかと警戒されていたことを記事(↓)の末尾に書きました。 彼女はかねてから父親のことを《危険人物》視しており、中学・高校の頃から、 「将来、結婚したい相手ができても、お父さんには会わせない」 「お父さんは結婚式には呼ばない」 と断言していました ── しくしく。 一応、式には呼んでもらえたので、当時と比べて、 ➀ 彼女が《寛容》になった。 ➁ 私の《社会性が向上》した。 のいずれかでしょう。 私を《危険