うつ病で休学してます。【前編】

 以前の記事からたびたび話題に出してはいたので、なんとなくお察しのついている方もいるかもしれません。きょうは私の病気についてお話ししていきます。集中力が続かないという症状がある上、どこまで発信してよいか、自分の心の中にとどめておくべきことまで発信してしまうかもしれないと思い、記事化に時間がかかったことをご容赦ください。長くなるため、前編は「私の病気について」「なった経緯」、後編は「私の症状」「休学することにした理由」「最後に…」のラインナップでお送りします。

⚠️記事の内容は私のありのままを書きます。人によっては気分を害される可能性もあるかもしれません。私と同じ状況に追い詰められる学生をひとりでも減らしたいという思いで今回記事化します。

◯私はうつ病です(正確にはうつ状態)

いきなりカミングアウトしましたが、昨年12月からうつ病で心療内科にかかっており、抗うつ薬の服用をしています。1度は聞いたことあるであろう、うつ病ってどんな病気なのでしょうか?

◯うつ病・うつ状態とは?

 簡単にいうと、日常生活に支障をきたすほどの気分の落ち込みや意欲の低下などの精神的な症状のほかにも、眠れない(寝過ぎる)、疲れやすい、からだがだるいといった身体症状も現れることのある病気で、気分障害のひとつです。人によっては「死にたい」と思う気持ちが現れたり、からだがだるくて動けないといった人もいます。

◯どうしてなっちゃった?

 もともと抱え込みやすい性格だったこともあるのかもしれません。私の場合は心当たりがあまりありませんが、今思えばこれかなっていうのをお話しします。学業がちょうど忙しくなる2回生のタイミングで吹奏楽団に入りました。希望パートを第3希望まで書いて出す方式で、ちょうど1回生大豊作の年に当たり、かなり迷いました。本当はチューバでなければいやだったのですが、自分の気持ちを我慢してバストロンボーンとチューバどちらも第1希望として出し、1回生を優先させてほしいという旨も伝えました。そして配属はバストロンボーン。2回生入団生でただひとりコンバートになってしまいました。完全初心者だったのですが、初心者指導があまりなく、ほぼほったらかし状態だったため、今までのチューバ時代の経験と知識をフル動員して、ほぼ独学で吹いていきました。経験者や強豪校出身者が大多数なので、合奏はその人たちのペースで、初見でインテンポですることも。同じパートの1年生はみな経験者、中には小学校からやってきている子もいる中、ひとり初心者の私はどんどん孤独を感じて行きました。その上、独学で奏法を身につけなければならなかったのが災いしたのか、腱鞘炎と顎関節症になってしまいました。途中入団だったので、コミュニティーがある程度固まっている同学年の子に相談もできず、大学からコンバートした経験のあるパートリーダーの先輩に泣きながら相談しました。トロンボーンは大好きで演奏も大好きなのに、初心者がゆえにみんなについていけずに楽しめなくなってしまっている。それに、顎や手首を痛めてまでこんなつらい思いするくらいならもうやめてしまいたい。と。その先輩にはパートリーダーと指揮者、受け入れパートのパートリーダーさんに了解が取れれば、元のパートに戻れるし、過去にそうした方もいる、もしトロンボーン続けることが私にとってつらいというのならコンバートでもとのパートに戻る選択肢があるよ、楽しく演奏したくて入ってきてくれたんだから、自分にあった楽器でもう少しやってみないかとおっしゃっていただき、指揮者の方にも同意していただきました。そして最後の受け入れパートのパートリーダーさんとの話し合いでトラブルが起こりました。「どうして最初からチューバ希望で出さなかったのか。もとのパートに戻ったところで腱鞘炎や顎関節症が良くなるとは限らない。技術力のわからないやつをいきなり受け入れるのは難しいし、あなたにとってすごく都合の良すぎる話ではないか。」と。(かなりざっくり要約してます)チューバのパートリーダーさんは、俗にいうストイックな方で、完璧な演奏をお客さんに届けたいという思いでパートを率いている方でした。その方の言うことはもっともだし、私やパートの方を思っての行動だっただろうし、私も責めるつもりはありません。でも、私もいろんなことを我慢し、なんとか学業と両立した上で最善の行動をしたつもりだし、ここに来るまでに追い詰められていたこともあって、完全に心が折れてしまいました。唯一続けられた音楽の趣味で自分の心を壊してしまう、自分で言うのもなんですが、なんとも皮肉な話ですね…。

◯私がみなさんに伝えたいこと

 「無理だと思ったら逃げろ」とよく言われますが、私はもし相談された時に、その相談相手にはとてもじゃないけどそう伝えられないと思います。なぜなら、私とその人の人生や価値観って違うものだし、その人の人生をよくも悪くも変えてしまう可能性のあることばをむやみやたらに使うことはできないと思っているからです。しかし、「1度立ち止まって考えてみるのは」どうでしょうか?この記事を読んで下さった方の中にも、生きづらさを感じていたり、もしかしたら死にたいと思っていたりする方がいるかもしれません。なにかのターニングポイントがあるかもしれないし、生きていなければそのターニングポイントも訪れません。
 そして私は他者との考え方の違いやコミュニティーに求めるものの違いによって追い詰められてしまいました。今更ですが、この経験を通して、他者に言われたことを「そんな考え方もあるのね、参考にします」くらいのノリで受け取ることこのコミュニティー合わないなと思ったら思い切って離れてみることができるということが自分の心身を守る上ですごく大切なのかなと感じています。今までしていた考え方を変えることはすごく勇気のいることですが、考え方を少し変える勇気を持つことで、今までとは違った物事の見え方ができるようになって、少し生きやすくなるのかもしれません。

【後編】に続く…かも?

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