Stand-Up翻訳 Ayo Edebiri Stand Up at Caveat

[人に几帳面な関心を寄せがちなAyoさん。奇妙な混合のなかでの抑制について。]
2019年ごろNYの劇場 Caveatでのスタンドアップ。

わあすごい。やぁみんな、調子はどう?
録音?歓迎!

みなさんが何を考えているかわかるわ。
まだ何も。しかし一緒に正直になりましょう。
わたし、ほんと、トラウマにさいなまれてるのよ。
/ (カット入る;たぶんお客とのトーク)
忘れがたい出来事で、ええ、訊いてくれたし話すけど、
ある朝電車に乗ってたときのこと、わたし仕事に向かってたんです、
ラッシュアワーに。つまり、あの超高級と超クールの奇怪な混合って感じのなかを。

みんな惨めな気分で。だってニューヨーク、よくあることで、みんなかなりイラついてて。
でも、ある男性が、特に(几帳面に)怒ってて。彼はある問いを抱えてたのね。
その問いは、キョウナンチダ、キョウナンチダキョウナンチダ、
キョウナンチダ、「何日だ?」、よね?
彼が尋ねれば尋ねるほど、より誰も答えなくなってて。
逆に失礼になってるんじゃって思ったのよね、だってわたしの頭のなかでは、すごいシンプルじゃない?って。
今日がナンチかわたしたちが伝えてあげれば、何日だろうとそれでいいのにって。

それで、なんていうか、わたしすごくこう礼儀正しいでしょ、だからあの男の人と話しましょ、ってなって。
あれよ、スカーフをグイっと下げて、頭をスイっとかきあげて、
「オーケー、サーよろしいですか、今日は」「違う、おまえじゃない、あのかわいいほうだ」
トラウマ化という棒に頭をしたたかぶつけていくような、はっきりした遮りで。
ちょっとしたもので、彼にはそこに見えている誰かがいたのね、
そして、ただ天井をみてるだけじぇねぇかって気持ちもあって。
でも、そうね、わたしたちはあらがって、辛抱していく。

(なんかアップビートな動き、内容聴き取りきれず)
春だしもう少し楽観的になりたいと思います。
わたし外に行る人たちと同じくみなさんのこと大好き。
おめでとう!
ベッドスタイ(:NY、アフリカ系とカリブ系が多く暮らす地域)に住んでるけど、
エージェントがいる人はいるかな~。

知っている人もいるかも、というかいるみたいだけど、殺到してくるのを体験してます、
ゴージャスな白色人種の隣人たちが、ジョギングで。
あれに感情面でほんと影響受けてて。
あれをみたくなくて、エクササイズとrisely(生活の向上?)の代わりに室内にこもってる。
忙しいのよ、みんないつもそんな感じだろうけど。
ふたりのゴージャスな人がジョギングしてステップ踏んでるのをみてると、
高級住宅地化コンプレックスの騎手が四人分みたいで。
他にも、ハイムみたいなのがいて、みんなこの手の経験したことない?、
わたしはご近所さんにハイムを見ずにいられなくて。同じネタ繰り返すけど、
わたしがみかけた時"学校の暴徒"と名付けてる連中のグループについて描写させて。
(人気が)上向いた三人組で、ある種の人類学と宗教改革のもと育った女性に産み落とされた、
女たち。それがハイムよ。
ちなみに云っておくと、わたしご近所さんを自分と同じくらいには積極的にジェントル化させてるからね、
あのひとたちの誰も黒人のわたしがBFA(美術の学士号)の持ち主だとは思わないでしょ。
(聴き取りきれず。「私らもっとジェントルよっ、てわたしもジェントルですし!」)

(以下一部、性加害事件をやや揶揄的にとりあげた内容が含まれます。強い不快感など感じる可能性があるため、文章収納の機能がないようなので最下段にのせました。問題ない場合のみ最下段のところをご参照ください。)

〈4.46〜続き〉
寒いっ、寒いっ。
続けます、ウー!とか叫び声に近いものとかすばらしい気分、ありがとうございます。
舞台で演ることはすごく当惑するものだからね、
今日ここ(の劇場)に出てる出演者も少なすぎるし、
きっとみなさんのほうも当惑してるんだろうと思うわ。

もしかしたらそうなのかもって思うのは、わたしお独りさまでいるのがすごく上手いのかも、最近気づいたんだけど。
わたし感動とかしなくても静穏にいられるのよ。
誇張してるとかじゃなくて、事実なの、本当に。
最近それが辛くもあるんだけど。
なんか倒錯してるんじゃないかって。

わたしすごい特定化されたタイプのひとたちが好きで。
そんなわたしが次回求めていきたい人物像は、ラッパー。
彼はラッパーでなくてはならないと、すでに決めてあるんだわ。
知り合いにとりあえずラッパーがいたら、

(以下どう訳してもピー音で埋まるため、大意で訳させていただきます。)

ラッパーがリリックに歌いがちな女たち、楽しそうであこがれてます。
(♪ラップ調で)
彼女は(ピー♪ピー♪ピー♪)であの娘がいるから俺はゴージャスな奴ともやってける♪
経済的・教養的・そんでセルフメイドなポジティブ♪

こういう感じのリリック(の女性像)なら近づけるかも。

文字通り彼女は(ピー♪)でセラピストに通ってる♪
17時間くらい彼女のネット〇リックス見ててていいよってさ♪
俺のバッファロー(PCの外付けHD?)は、
どのくらい見れる状態のを盗み出せるだろう♪

風呂入ってるあいだにわたしも同じことやってるよ!
バッファロー繋げてる!

はじめのほう遅くてごめん、
舞台裏いって、落ちついてきます!


ラストは文字起こしが十分効かなかったこともあり、どのくらいあってるかわからない。まったく違うかも。
「今日何日」って訳者も夜勤中のひとり言でかなり言ってると気づいた。






(以下切り取り部分)












その手のことについてはみんなより優れたコミュニケーターの自負があるのよ、わたしはボストン生まれだし。
マサチューセッツの労働者階級の移民の両親に育てられて。
話は変わるけど、なんていうか"これ"ってわたしにとってはライフスタイルなんじゃないかって。
子どものとき行ってた教会の司祭さまが、
ヴァチカンのもみ消したスキャンダルに絡んでることに気づいたのよ。
(世間の注目の)スポットライトのエンドクレジットのとこで。(※恐らく2015年ころからの時事ネタ。『スポットライト 世紀のスクープ』という関連作がある。)
抑制とはなにかってことについて今みなさんと学んでるの。
そうね、オーケイ、
ニック神父は、ランチ向きサイズのキャンディーバーみたいに、そう、信仰を捨てるべきじゃなかった。
これちょっと、このワンチャン逃すと次ねぇわって、はっきりしていたとしても。
なんにせよ大したことだよね、マーク・ラファロ(の役:スキャンダルを追及した記者)に好かれてる。