なぜ装具は償還払いなの??
こんにちは、義肢装具士のみうらです。
義肢装具士は病院で働く医療スタッフと違って、お金を頂くところまでが仕事です。
なので、時にこういったトラブルに見舞われます💦
怒ってしまうおばさまの気持ちもわかるけど、ちゃんと説明したのに怒られてしまう義肢装具士も可哀そう…
治療用の義肢装具は「償還払い」が基本ですので、一度患者さんが装具代金を全額支払いし、後で本人が申請手続きを行うことで装具代金の一部が返金されるという流れになります。
でも、けがや病気で義肢装具を着けたにもかかわらず、自分で書類を揃えて窓口まで申請に行ってください、というのは酷な話です。
最近は申請手続きを郵送で対応してくれる窓口もあるようですが、それでも申請書を取り寄せて記入し、必要書類をまとめて窓口に返送しなければいけません。
いずれにしても、高齢世帯にはなかなかハードルが高い。
ではなぜ、こんなに面倒くさい制度になっているのでしょうか。
答えは「義肢装具製作所が保険医療機関じゃないから」なのですが、そんなこと言っても、接骨院や鍼灸院は保険適応の部分があるじゃないですかー💦
誰に聞いても「まぁ、義肢装具士業界は団体が力を持っていないからね」と、なんだか釈然としない回答しか返ってきません…
この「償還払い大変すぎる問題」結局は不正を防ぐためのものですよね。
個人的には、行政のデジタル化が進んで本人が動かなくてもマイナンバーでスムーズに申請が進むことに期待しています(^^)
こーゆう取り組み↓↓ デジタル庁がんばってー!
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