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2021これ面白かった!(前編)

毎年恒例 私的映画大賞2021 です

ルールは2021年に見た映画すべてです!
公開問わず自分が2021年に見た映画すべてが範囲なのでかなり自己満感の高い企画です。そして今更感がすごいです、、、
書いてる途中でひと映画に感想長く書きすぎそうなので全編後編にします。アニメ編もしようと思ってますが、そんなに見てないので気に入ったのをピックアップする形にします~

各部門

  • アクション 

  • アニメーション

  • サイコ

  • サスペンス

  • 恋愛

  • ハートフル

  • 重すぎる

  • ドキュメンタリー

  • 大笑い

  • 私的映画賞

です!ちなみに2021年は47本しか見てませんでした、、、わざわざまとめるまでもないかもしれません(´;ω;`)
Filmarks登録してるんだけれど、ほんと見てる人はすごい量みてるからな、、映画で学ぶことも多いし、今はたくさん見るぞ!



アクション

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒(2020)

僕ってやっぱりアクションほぼ見ないんだなって今Filmarksを確認して思いました。
こちらの作品もアクションで分類があってるかさえ分からない(´;ω;`)

勿論この作品も避けに避けまくってた(笑)日本ウケよさそうなポスターだし(失礼)見ないだろうなって思ってたんですけど、U-nextのポイントが無くなりそうでなんでもいいやと思い見ました。

まず、この化粧してもお顔が負けないマーゴットロビー様すごい、お顔の使い方が最高にキュートだった((+_+))
そして音楽とアクションが最高だった!僕ドージャキャットとかミーガンジースタリオンから真逆の立場の人間(どちらかといえばシガーロスやコープランドが好き)だったけれどこの映画のおかげで、アメリカの女性ラッパーの音楽に興味を持つようになりました。特にドージャキャットは通学中にシャッフルで聞いたりしてる。さいこぴ。

ストーリーもこねくり回さず分かり易かったからこそ映像がさらに映えてる。ジョーカーとの関係を断ち切ったあとのハーレイは昔の自分を見ているかのようでかわいらしかった。敵味方の境界線を越え、力を合わせて敵を倒すのってどんな映画見ててもめちめちかっちぇくて最高にスカッとする!
私から一番遠い映画だと思ってたけどすごく興味が湧いたし楽しかったです(^_-)-☆ ちなみに本編が面白くて、2021年に公開されたスーサイドスクワットも視聴したのですが、ちょこちょこ出てきてかわええ~ってなりました。娯楽映画向きなので時間が空いた人はぜひ!ストーリー、音楽、映像、演技、すべてをとっても素敵な映画です!



アニメーション

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020)

エヴァシリーズをアニメから見ている僕からすると選ばざる終えなかったです。アニメからここまで長い期間見れたことってやはりエヴァには不思議な魅力があるなあと、つくづく見終わってから噛み締めるように思う。
多岐にわたるテーマをうまく書きあげていることや、庵野監督の人生そのものが作品に凝縮されていることなど、思うことは多いですが、せっかくなので私が特に印象に残ったシーンについて。

誰もいなくていいようにする。そうしないと辛いから。生きているのが苦しいからエヴァに乗る。ヒトに嫌われても、悪口を言われても、エヴァに乗れれば関係ない。他に私の価値なんてないもの。誰も必要としない、強い身体と心を持つの。

「だから私を褒めて、私を認めて、私に居場所を与えて!ホントは寂しい。ホントはただ、頭を撫でて欲しかっただけなの」

アスカのシーン
ずっと張りつめていたアスカの本当の感情がバアっと、、、。
強がってた、エヴァに依存し1人強くあることで自分を守り保っていた、しかし、その中でケンスケだけが心の支えだったと言うことがわかったシーン。
僕はエヴァに出て来るキャラクターの中でアスカが一番好き。僕もどちらかと言えば人に自分の感情をさらけ出すのが苦手で、何事においても相手に合わせてしまうことが多い。アスカの場合はツンと突き放す場合が多い。どちらにせよ自分と相手の間に壁を作ってある程度距離を置いている点は同じかなと。
相手がどこかへ行ってしまったときの恐怖に僕はまだ自力で立ち向かえないと思っているから、誰かに依存したりすることは当分ないと思うけれど。アスカはケンスケだけには自分の気持ちを素直に伝えることができるのだろうかと思うと、アスカはいい方向へ自分を変えることができて、僕はまだ何も変われてないのだなと少し悲しくなる。

まあいずれにせよ、人は誰しも誰かに寄りかかりながら生きている。
あんたまだ生きてるんでしょ。だったらしっかり生きてそれから死になさい。の精神をこの映画が教えてくれた。



サイコ

反撥(1964)

とりあえず個人的にものすごく強烈な印象が残っている作品。
一生不安感が漂い続く映画。少し昔の作品だが、自分が女だから、なおこのナーバスな気持ちが記憶に残っている。

簡単に言うと男性恐怖症の主人公がどんどん現実と妄想の区別がつかなくなり、おかしくなっていくといった内容。最初から最後までどんよりした雰囲気が続くのだが、その表現の仕方には工夫がある。

一つ目がカメラワーク。白黒ながらのっぺりせず奥行きを感じるカメラワークはアラン・ロブ=グリエを思い出させる。広角レンズを用いることで現実と妄想の境界線をわからなくさせる演出に、僕も主人公と同じように歪んだ世界を感じさせた。他の場面もどちらかと言えば芸術色が強く、カットの入れ方やカメラワークも絵画を切り取ったようなものが多かった。

二つ目がSEの使い方。とりあえずものすごく怖い。僕は映画を見終わったあとに軽く感想を書くけど、そこには、
「音にマジビックリする。」
としか書いてなかった。草。
時計の音も電話の音も、鐘の音も聞きなれた生活音でさえすべてがだんだん不気味で怖くなっていく。それは、主人公と同時に私たちも現実と妄想の境界線を歪ませていく様子をうまく演出していた。突然の無音にも余白を感じさせる恐怖があった。そのメリハリが逆に怖さを引き立てていた。

そしてなによりカトリーヌ・ドヌーヴの演技。ほぼ一人芝居と言っても過言ではないので、その目の動き一つ一つに恐怖と狂っていく姿が感じ取られる。シェルブールの雨傘も視聴済みだが、どちらもカトリーヌが演じられているようには思えないほどの切り替えようだ。



サスペンス

暗くなるまで待って(1967)

オードリーヘップバーン主演のサスペンス。邦題からサスペンスと知らずに見たと私の友人が話していたのを知って少しクスッとしてしまった。確かに、60年代の若かれしオードリーヘップバーンのイメージはラブコメかもしれない。
言わずと知れた名作の一つだと思うが、私は今更鑑賞。

麻薬が入った人形を探しにくる犯罪組織の人間が、女性が盲目と知り警察などに成りすまし人形の在処を突き止めようとする物語。ストーリーが水戸黄門(もしくはドクターX)のように安心感のある進行。とても丁寧なつくりで分かり易いからこそ、盲目の女性を演じるオードリーヘップバーンの演技が刺さった。特にラストは見るもの全員をハラハラさせるに違いない。
サスペンスだからこそ、あまり前情報を持ってして見るのは僕自身が好まないので多くを語るのは止そうと思う。
しかし、この映画のオードリーヘップバーンは本当に細い、、、細いけれどしなやかで儚さがあって、同時に痛々しくもある、、、
そのような装いはあの頃のオードリーにしかできない魅力なのだろうと、この映画を通し改めて思った。

ちなみに僕が一番好きなオードリーの作品は王道ではあるが「ティファニーで朝食を」だ。鑑賞後、ちょっとだけ背筋を伸ばして道を堂々と歩きたくなる映画だった。誰かを追いかけるのも追いかけられるのも楽しい。そんな幸せな気分になる映画。
そういえば、もう少しするとオードリーヘップバーンのドキュメンタリーが日本でも公開されるそうで。僕は有名すぎる人のドキュメンタリーは少々苦手だが、今回は少し楽しみに5月を待つことにする。



恋愛

胸が鳴るのは君のせい(2021)

僕はまだ大学生なのだが、よく一緒にいるお友達の一人にジャニーズ好きの友人がいて、誰かが主演になった!ってなると毎回あちこち映画館に連れまわしてくれる。彼女の影響で一時ジャニーズに興味を持ってチェックしていた時期もあったのだが、どうも性に合わずすぐ放り出してしまった。なので彼女がこの手の話を持ってくるたび、未知なるドキドキに胸を躍らせ映画館に向かっていた。

最近はジャニーズJrも主演を張るようになったのか、、、と時代を感じながら映画館のポスターの前でアクスタを掲げ、写真を撮る友人を横目に考えていた。はなっから浮所目当てで行ったので、別に内容も演技もクソでもいいやって思ってたけれど、見ていくうちにどんどん面白くなっていった!まあジャニーズの演技なのでそこは多少(というかかなり)目をつぶっていただいて、、、。それを差し置いても、僕はドストレートの恋愛映画をほとんど観ないのでありきたりな展開でも十分キュンキュンした(^_-)-☆てか予告映像だけで胸躍らせてたから当たり前か(笑)
何故か始まる前無駄にに緊張して、さわりも、浮所、、大丈夫か(´;ω;`)!
って感じだったけれど下馬評低めに持ってて、かつ映画館で鑑賞したことの相乗効果により僕的には何倍も面白い映画だったと思う!B級なりにこれはこれでいいのでは!?(ちなみにこの後公開になったハニレモも友人に連れていかれて見たが、金の掛け方が全然違ってこれがメジャーか、、、となった。流石タキニのラウちゃん、、、とかいうと怒られる。)
これはつまり、、、まじで浮所に恋できる作品!!!

ただし、僕は原作を全く読んでいない。たぶん、と言うか絶対。原作を読んでない人のみこの映画をお勧めすることとする。



前編はここまでにしたいと思います((+_+))
後編もぼちぼち書きます~!

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