near the hell

どーも、永遠のケガ人です。

というわけで、対局所用神経極小型地雷YO-2により10年近く前からヘルニアを患っている哀れおれ。
定期的に痛みがバッガーーンンッッと爆裂するのだが、今回も「最近どうよ」と久しぶりにやってきた。来んなし。

初めてなった時はそれこそ動けない程の痛みで、体のどこかが動くたびに腰に直結して痛みがギュンギュン来ている感じだったが、付き合っている時間が長いと、なるべく痛まない動きが取れるようになる。
なので、ベッドの上で微動だにせず時が過ぎるのを待っていたあの頃とは変わり、動作がにぶいながらも日常の最低限は行なえるようにはなっている。

と、最大限に強がってはみても痛い時は痛く、外に出られるほどのものではない。
ヘルニアのことを意識せず予定していた有給は、自宅での静養で跡形もなく吹っ飛んだ。
元々は好きなモノ食いに行って、スーパー銭湯にでも行って、サウナと水風呂の無限ループでもかまそうと思っていたが叶わぬ夢となった。

かろうじて家でできることとして、バイオハザードの全クリ及びスイカゲームの記録更新が叶った程度である。
ただの廃人であるが、ゲームをする時の姿勢はいつものようなダラケ切った姿勢ではなく、腰に負担の少ない正座で背筋を伸ばした姿勢となる。
表から見ればほぼ茶道で、コントローラーさえなければ誰もがスイカゲームをやっている姿とは思えないだろう。
しかし、茶道ではブツブツと「カキ来い、カキカキ、ブドウじゃねーぇぇっ」という単語は出てこないため、やっぱりただの廃人なのであった。

また食事については悲しい。
病気ではないため、食欲はやたらある。
元々は「今日こそ平日しか行けないあの店のランチ食いに行くぜ」「今日はもう食い過ぎて死ぬ所存」「8万kcal摂取してやりまっせ!」と思っていたものが、かろうじて炊飯器に残っているご飯をモソモソと食うしかない。
"カンタンに納豆"とか言っても、3回かき混ぜる前に失禁してしまう恐れがあるため、オカズになるのは1アクションでいける醤油くらいのものである。

料理は意外とアクションが多く、また手首を動かすことでその振動が毎秒8万回くらいの刺激として腰にやってきてしまう。
また、お湯や油がハネて「あつっ!」となっただけでそれがダイイングメッセージもしくは遺言、故人の最後の言葉になることは想像に容易い。
そもそも料理前にかがんで冷蔵庫から食材を取ることもままならないため、最初からその選択肢はないのだ。

さらには、普段「うぇっくしょーい」しているクシャミは自殺行為で、通常時では意識しないが、腰痛時には出そうになっただけで人生の最後を意識してしまう。
この時期は花粉だか黄砂だかが舞っていてクシャミ率も高く、クシャミ率は「=致死率」と解釈してもらって構わない。
検死の結果、死因「クシャミ」にはなりたくないので、クシャミが出そうな時は腰に手を当て、最小のインパクトで済まさなければならない。

と、腰を痛めただけでこれほどまでに生活に支障が出るため、ヘルニアには気をつけておくんなましと皆さんにはお伝えしておく。

なお、「もう行けんべ」と外に出たが、1時間後にはどうにも痛くて、診療所に泣きついたところ鎮痛剤をいただけた。
みんな大好きロキソニンである。

コレを飲んだところ、ビックリするくらい痛みが和らぎ、今のところフラフープくらいならできそうな小気味の良い体調である。
本当にやったらいよいよ腰が爆発するため、そんな愚行はしないのだが、薬の持つポテンシャルはすごい。
こりゃあ癖になっちまう奴もいるわ。

と言うわけで、安易に薬に頼るのもまた気をつけてほしい。
あと、お見舞いほしい。

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