10代って、つらいよな。

10代の頃はマジでしんどかった。
と書くと、ただ20歳越えてからしんどくなくなったように聞こえるけれども、そうではない。
10代(特に17、18、19)と20歳越えてからのしんどさは全くの別物だと思う。

子どもはいつ大人になり、大人はいつから大人なのだろう。太宰治はかつてこう言った。
『大人とは、裏切られた青年の姿である。』
共産党じゃあるまいし青年とか言われてもいまいちピンと来ないが、どうやら子どもと大人の間にワンクッション青年という期間が置かれているという認識らしい。高校倫理でやったマージナルマンなどの単語が想起された。

私自身に照らして言えば私はまだ子どもだと思う。運転できるしお酒も飲めるが、何となく精神が子どものままだなと思う部分がある。すぐ慌てちゃったり、落ち着きがなかったり、エトセトラ……
しかし相対的に大人、自分より弱いものを守る立場になることで、例えば自分が親になることがあれば、大人になれるのかもしれないなと、ふと思うことがある。私が親になるなんて全く想像出来ないしなるべきでもないが、万に一つそういうことがあったら自分にできる全力を尽くそうと思う。

話を戻そう。10代後半のしんどさは、精神的に自立しながらも親の庇護を受けなければならない現代社会のシステムとの齟齬によるという見方がある。近代以前なら一個の大人として扱われていたはずが、社会の成熟によって教育期間や訓練期間が延長され、精神的に熟していても社会で経済的に自立できないという状況が生まれた。私も経験があるが、親から離れたくても離れられず、頼らざるを得ないというのはとてもつらいものだ。家族というだけで毎日顔を合わせなくてはならないし、家庭内で嫌なことがあっても周りの人間には言いづらい。この感情にはイエ意識も一翼を担っていると思う。

私はTwitterアカウント(@tsuyuki302)もあるので、もししんどい思いをしている方がいたら、話を聞きたいし、できるだけ力になりたいと思っている。自身の若さで苦しむ人を減らしたい。そういう思いでいっぱいだ。

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