ソーシャルPM研究会へのお誘い 〜ソーシャルPM実践ワークショップ第2回目開催報告〜

こんにちは!ソーシャルPM研究会の野々市谷(ののいちや)です。
このブログに目を止められたということは、きっと「ソーシャル活動」に興味を持たれている方なのかな〜、と勝手に想像しております。

この記事では、私がこのソーシャルPM研究会に入ったきっかけや、活動で学んでいること、最近開催したワークショップなどについて、ゆるゆると語りたいと思います。

■ソーシャル活動と私
私自身は大学卒業後から気がつけばもう20年以上、日本IBMに勤める会社員であり、普段の仕事は製品担当という、ソーシャル活動からは遠いところにいます。
そんな私がソーシャル活動に興味を持ったのは、IBM社員向けの社会貢献プログラムに応募したことがきっかけでした。
この社会貢献プログラムは、世界各国から選ばれたIBM社員でプロジェクト・チームをつくり、指定された国の社会問題に取り組むという活動です。
もともとは特別、社会貢献活動に興味があったわけではなかったのですが、「海外の人たちと一緒に働きたい」という想いがあってこのプログラムに飛びつきました。
4ヶ月間のオンラインでの準備期間の後、2017年10月、メキシコに1ヶ月間滞在し、文字通り世界各国から集まった15人のメンバー(もちろん日本人は私一人)とメキシコ・ケレタロ市の4つの社会問題に取り組みました。この経験をしたことで、「海外の人たちとそれぞれの叡智を集結して様々な社会の問題を解決していきたい」と、自分の本当にやりたかったことが明確になりました。(当時の活動にご興味がある方はこちらのブログを参照ください)

■ソーシャルPM研究会との出会い
帰国してまず始めたのは、「いつかもう一度中南米に戻って、少しでもそこで役立つ活動をしてみたい」という想いから、英語に加えてスペイン語の学習に力を入れました。一歩踏み出したその方向性が合っていたのかはイマイチですが、まずは興味があって少しでも夢に近づくことをやってみたかったのです。
私が学生の頃は、オンラインでレッスンを受けるなんてことはもちろん出来なかったので高額な授業料を払って語学学校に通っていましたが、今はネイティブの先生に直接マンツーマンかつ格安でレッスンを受けられるなんて、本当にいい時代になったと思います。(ちなみに私の先生はグアテマラ人です。)
あ、話がだいぶ逸れました。
本題に戻りまして、私はPMP®︎を2011年に取得、2012年からはPMI日本支部のセミナープログラムのメンバーとして、プロジェクト・マネージャーのみなさんに役立つセミナーを企画し運営するという活動を行なっています。そんな中、年に一度、秋に行われるPMI Japan Festa というイベントの懇親会で、ソーシャルPM研究会のメンバーと知り合い、Facebookで友達になったのが2~3年前のことです。
彼らのFacebookに投稿される活動内容を見て、すごいなー、いいなー、羨ましいなぁ、でも今の自分には、セミナープログラムの活動に加えてもう一つ部会に入るのは時間的に厳しいよなぁ、としばらくは投稿を眺めているだけでした。
それがコロナをきっかけに、すべての活動がオンライン中心になったことで、「今なら夜の会議も家から参加できるし、家族に負担をかけずに新しい活動ができるのでは。」という気持ちに変わり、入会することを決めました。
実際に入ってみると、決して仕事を無理に押し付けられるなんてことは全くなく、皆さんマイペースで活動されています。私自身は、ソーシャルPMの経験がほぼ皆無のため、一方的に学ぶことばかりで肩身が狭いなぁと最初は思っていました。とはいえ、会議にいるだけの私も温かく迎えてもらっています。ソーシャルPM研究会には、4つのワーキング・グループ(WG)があり、メンバーは本業が忙しい中でもそれぞれのWGで研究を続け、セミナーやワークショップも企画し、その講師も担当しています。海外の人からソーシャルPMについて学びたいという依頼があれば、英語での説明の場を設けるバイタリティーには正直驚かされました。私は特定のWGには所属しておりませんが、何か貢献できそうな活動があると、サポートに入ったりしています。第一線で活躍されている人の側で学べることは大変得るものが多いです。

■ソーシャルPM実践ワークショップ2021第2回目に参加して
2021年10月23日に今年2回目であるソーシャルPM実践ワークショップが開催されました。テーマは、『ソーシャル課題解決に向けたステークホルダー&ベネフィットマネジメント実践WS』。
少し難しそうなテーマに加えて、土曜日の朝から夕方まで1日中オンラインでのワークショップ。体力・気力的にキツそうだとは思いましたが、少しくらいには部会の活動に貢献したかったことと、メンバーが行う講義をぜひ聴いてみたい!という想いがあったので、ワークショップのファシリテーターを担当しました。
終わってみての感想は、1日が本当にあっという間だったということです。講義とチーム別でのディスカッションのプログラム構成のバランスが絶妙で、夢中になって取り組むうちに夕方になっていた、という感じでした。
チームは全部で3つ、各チーム4~5名にファシリテーターがひとりつく、というチーム構成でした。
最初にアイスブレークの時間があり、カメラをオンにして会話をしていくうちに、すっかり皆さん、打ち解けた雰囲気になっていました。
ディスカッションのベースとなったケーススタディーである「地方自治体におけるeラーニングを用いた教育事業」で取り上げられた課題がとてもリアルで想像がしやすかったこともあり、参加者のメンバーは自分事のように捉えて、積極的に意見を出されていたのが印象的でした。(ケーススタディーは講師の方が過去に経験したことをベースにして作成したそうです。)
途中、ファシリテーターの私が教育委員長の役になって行なったロールプレイングでは、思わず演技に力が入ってしまいました(笑)。とても楽しい経験でした。
特に講義の中で印象的だったのは、講師の経験談を随所に交えていた点です。それが講義で説明している内容を強く裏付け、参加者は理解をより深めることができたと思います。

■最後に
ゆるゆると語っていたら長くなってしまいました。最後までおつきあいいただいた皆さま、ありがとうございました。
少しでもソーシャル活動に興味があるのでしたら、ソーシャルPM研究会への入会を強くお勧めします!
ちょっと部会活動はハードルが高い、という方は、ワークショップだけでも参加されてみてください。年に複数回、開催をしていますが、単発での参加ももちろん大歓迎です。
皆さまといつかお会いできる日を楽しみにしています!!

※第3回目は2/26に開催予定です。詳細情報、申し込み先などは決まり次第こちらでアナウンスいたします。


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