ヨーロッパラウンドが開幕!サバイバルレースを制したのは…? - 2024年MotoGP第4戦スペイングランプリ

MotoGPがヨーロッパに今年も上陸。いよいよ本格的なシーズンが始まる。

前戦からのエントラント変更は以下の通り。

アプリリア
ロレンツォ・サヴァドリがワイルドカード参戦。

HRC
シュテファン・ブラドルがワイルドカード参戦。

KTM
ダニ・ペドロサがワイルドカード参戦。

舞台はシルクイート・デ・ヘレス-アンヘル・ニエト。例年転倒が多く起こるサバイバルレースとなるが、ヨーロッパが舞台となる初レースとなることも多いため、ここからチャンピオン街道まっしぐらとなるライダーも多い。昨年はフランチェスコ・バニャヤが勝ってチャンピオンへと駆け上がった。

スプリントレースでは、ポールスタートのマルク・マルケスとマルティンとが争う展開となった。マルク・マルケスは久々の勝利を目指すべく、トップを走ろうとしたが、転倒し後方に落ちた。昨年のチャンピオン、バニャヤも転倒。また、上位を走っていたマルコ・ベッツェッキ、エネア・バスティアニニもクラッシュ。ブラッド・ビンディル、アレックス・マルケスもクラッシュしてしまい、トップを走るマルティンの後ろがルーキーのペドロ・アコスタを除きほぼ全員転倒してしまう。マルティンはそのまま逃げ切り優勝。アコスタは2位に入り、スプリントでは初の表彰台。3位には久々の表彰台のファビオ・カルタラロが入ったと思いきや、タイヤ内圧が限度よりも低く設定されていたとして、8秒のペナルティ。真後ろにつけていたペドロサが3位となった。

スプリント結果
1.J.マルティン(プラマック-ドゥカティ)
2.P.アコスタ(テック3-KTM)
3.D.ペドロサ(KTM)
4.F.モルビデリ(プラマック-ドゥカティ)
5.F.カルタラロ(ヤマハ)
6.M.マルケス(グレシニ-ドゥカティ)
7.A.フェルナンデス(テック3-KTM)
8.M.オリヴァイラ(トラックハウス-アプリリア)
9.J.ミル(ホンダ)

決勝はオープニングラップでマルティンを捉えてバニャヤがトップに出る。そのまま後方との差を少しずつつけようと逃げる。しかし、マルティンも負けじとトップに出る。そのままマルティンがポイント差を広げていくことになるかと思った中盤、マルティンが転倒。そのままリタイヤとなった。その後マルク・マルケスがバニャヤに追いつき、新旧チャンピオン争いとなった。最終的にはバニャヤが守りきり、今季2勝目。マルク・マルケスが2位。3位にはベッツェッキが入り、今季初の表彰台となった。4位にアレックス・マルケス、5位にバスティアニニが入り、ドゥカティがトップ5独占。注目のアコスタは序盤に接触し、後方に落ちてしまい10位に終わった。

決勝結果
1.F.バニャヤ(ドゥカティ)
2.M.マルケス(グレシニ-ドゥカティ)
3.M.ベッツェッキ(VR46-ドゥカティ)
4.A.マルケス(グレシニ-ドゥカティ)
5.E.バスティアニニ(ドゥカティ)
6.B.ビンディル(KTM)
7.F.ディ・ジャナントニオ(VR46-ドゥカティ)
8.M.オリヴァイラ(トラックハウス-アプリリア)
9.M.ビニャレス(アプリリア)
10.P.アコスタ(テック3-KTM)
11.R.フェルナンデス(トラックハウス-アプリリア)
12.J.ミル(ホンダ)
13.A.リンス(ヤマハ)
14.中上貴晶(LCR-ホンダ)
15.F.カルタラロ(ヤマハ)

次戦はフランス。昨年はベッツェッキが途中から独走して優勝した。今年も調子を上げてきたベッツェッキが活躍するのか。それともマルティンがまたポイントを伸ばすのか。他にもたくさんの見所がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?