三つ巴の争い!ドゥカティ席巻のトップ争いを制したのは…? - 2024年MotoGP第5戦フランスグランプリ

モータースポーツの聖地にMotoGPがやってきた。今年も大盛況となった。

前戦からのエントラント変更は以下の通り。

アプリリア
ロレンツォ・サヴァドリは今回参戦しない。

KTM
ダニ・ペドロサは今回参戦しない。

HRCテスト・チームは今回参戦しない。

舞台はシルキュイ・ブガッティ。昨年はマルコ・ベッツェッキが大きくリードして優勝した。

まずはスプリント。ポールスタートのホルヘ・マルティンがまずはリードを築いたが、後方からマルク・マルケスがロケットスタートを決め、上位に上がってきた。一方でフランチェスコ・バニャヤはスタートから問題を抱え、後方に落ちてしまい、そのままリタイヤ。アレイクス・エスパルガロが好スタートを見せて2番手につけていたが、ジャンプスタートによりロングラップペナルティが課せられた。マルティンはそのまま逃げ切って今季スプリント3勝目。マルク・マルケスはビニャレスをかわして2番手に立ち、2位に入りドゥカティマシン1-2を決め、ビニャレスは3位。上位につけていたベッツェッキは転倒し、リタイヤ。

スプリント結果
1.J.マルティン(プラマック-ドゥカティ)
2.M.マルケス(グレシニ-ドゥカティ)
3.M.ビニャレス(アプリリア)
4.E.バスティアニニ(ドゥカティ)
5.A.エスパルガロ(アプリリア)
6.P.アコスタ(テック3-KTM)
7.F.ディ・ジャナントニオ(VR46-ドゥカティ)
8.J.ミラ(KTM)
9.R.フェルナンデス(トラックハウス-アプリリア)

決勝。まずは昨日優勝したマルティンが好スタートを見せるが、またもやマルク・マルケスが後方から良いスタートをみせる。また、昨日はスタートに失敗したバニャヤも蹴り出しが良く、トップへ浮上した。その後ろにはマルティン、マルコ・ベッツェッキと続く。その後ろでは激戦を繰り広げるライダーがひしめくが、まずルーキーのペドロ・アコスタが転倒する。そして3番手につけていたベッツェッキが転倒。そしてバニャヤ、マルティンが逃げ出す展開となり、3番手にはバトルの末にマルク・マルケスが出てくる。その後バニャヤとマルティンによる激しいトップ争いの末にマルティンがトップに立つが、ちょうどその頃に真後ろにマルク・マルケスがつける。最終ラップにバニャヤの隙をついて2位に浮上する。しかし、それによりマルティンに余裕が出てきてそのままトップチェッカー。今季2勝目。4番手にはエネア・バスティアニニが上がり、トップ4をドゥカティマシンが占める展開となった。

決勝結果
1.J.マルティン(プラマック-ドゥカティ)
2.M.マルケス(グレシニ-ドゥカティ)
3.F.バニャヤ(ドゥカティ)
4.E.バスティアニニ(ドゥカティ)
5.M.ビニャレス(アプリリア)
6.F.ディ・ジャナントニオ(VR46-ドゥカティ)
7.F.モルビデリ(プラマック-ドゥカティ)
8.B.ビンディル(KTM)
9.A.エスパルガロ(アプリリア)
10.A.マルケス(グレシニ-ドゥカティ)
11.R.フェルナンデス(トラックハウス-アプリリア)
12.J.ザルコ(LCR-ホンダ)
13.A.フェルナンデス(テック3-KTM)
14.中上貴晶(LCR-ホンダ)
15.A.リンス(ヤマハ)

これでポイントリーダーマルティンと2位のバニャヤとの差は38ポイントに広がった。これからマルティンがリードを伸ばしていくのか。次戦はカタルーニャである。昨年はエスパルガロがウィークエンドスイープを決めたが、どうなるのだろうか。

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