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最初に知りたい#5「プロジェクトの3大制約」

シリーズ5回目のこの記事では、プロジェクトの3大制約について確認していきましょう

今日のテーマのこれ、基本的な話、かつ、とっても大事な内容ですよ

あいまいなままに進めると・・・事故が起きます

結構確認して進めても・・・事故起きること多いです

ええーーーっ!
では、どうしたら良いの? って思いますよね

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絶対抑えておかないといけないもの
であることをまずは覚えておきましょう

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

スコープ(何を)、スケジュール(いつ)、コスト(いくらで)作るのか

が、プロジェクトの3大制約条件です

そして、プロジェクトは、チームの動きを制限するこの
スコープ、スケジュール、コスト
という3つの制約のバランスをとって進めていくことになります

この3つをきちんと定義し、管理すると
プロジェクトの失敗はぐーーーんと減ります

プロジェクトの企画を立てる時、計画書を作成する時に思い出していただけると嬉しいです!

なぜなら、プロジェクトが始まってしまうと次々と課題が現れるため、この大事なことを意外と忘れてしまうものなのです

ここから、プロジェクト計画を立てる際に考えるべきあるポイントについて書きます

開発手法に関することです

皆さんは、「ウォーターフォール型」という言葉はご存じですか?

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ウォーターフォールとは、
水が落ちる = つまり滝のように上から下に流れる(ように)
という比喩なのです

水は必ず高いところから低いところへ流れますね

つまり、開発プロジェクトで、上流工程をつくるもの(要件、仕様)を決定してから下流工程の作業(開発)を進めることを表現しています

水も開発も”通常は”上から下への一方向のみの移動ですね、下から上には行きません

一旦下流工程の作業に入ったら上流工程で決めた要件や仕様を変えられない、のです
※仕様を後から変えたい(つまり逆流させる必要がある)時には、プロジェクト内で正式プロセスとして定義した「変更管理」を経て行います

さて、これが今回の記事テーマのプロジェクトの3大制約条件とどんな関係にあるのでしょうか

ウォーターフォール型開発では、スコープ(何を)、スケジュール(いつ)、コスト(いくらで)作るのか が、開始時にきっちり決まっているようなプロジェクトに向いている手法になります

※大規模プロジェクトにウォーターフォール型が多いのは、何をいつ、いくらで作るのか決めて始めない訳がないからでしょう
また、規模に関係なくプロジェクトでも何をつくるか(あるいは、期待する成果)が明確で、期限や予算がわかっている場合は、ウォーターフォール型で進める方が成功率が高いと思います

「ウォーターフォール型」では、制約の中でも特にスコープが最も重視すべき制約条件で、スケジュールやコストは変動することもあります
スケジュール遅延が発生したり、赤字プロジェクト、が何故起きるのか、こう考えると必然ですよね

そして、「アジャイル型」という言葉はご存じですか?
アジャイル=機敏な、という意味です

「アジャイル型」では、社会やニーズの変化へ対応するために、「ウォーターフォール型」とは対照的にスコープが変化してもよし、と考えます
逆にスケジュールやコストを固定する考え方です

Web上でサブスクリプション形式で提供されるプロダクト開発などに向いているでしょう

今回の記事では、プロジェクトの3大制約であるスコープ、スケジュール、コストの確認が重要であることの確認と、これらのバランスをとることを軸にプロジェクトで採用する開発手法の決定判断ができる、という話でした

最後までお読みいただきありがとうございました

(予告)
次回以降は、開発手法の違いについてテーマにした記事を書く予定です
また、読みに来てくださいね

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