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サマーナイトタウン (102)

夏が終わらない。もう9月になるというのに、一向に気温が下がらないとはなんたることか。例年なら落語もそろそろ夏の噺を納め、秋の噺に切り替えて行かなくてなのだが、連日相変わらずの猛暑で、秋の訪れを微塵も感じない。特別秋が好きなわけでもないが、自身に夏が似合わないのを自覚している。早く終わらないものだろうか。

昔からコントや漫才などが好きだ。何故好きなのかはわからないが、大した理由などないのだろう。先日独演会があり、何も考えずマクラに入ったら、コント55号ついて語り始めてしまった。熱くなる前に我に帰ったから良かったものの、この令和に坂上二郎(※敬称略)を熱く語ってどうしようというのか。まあコント55号については、過去の煮込む日々で詳しく書いているのでここでは省くが、好きなものを語りたくなるのはしょうがないのかもしれない。因みにコント55号は談笑師匠も大好きだそうだ。もう一つ加えると家元談志は嫌いだったそうだ。おそらく欽ちゃんも談志を好きじゃないだろうし、絶対にないことだが、もし立川談志の晩年をドラマにするなら、欽ちゃんも案外似合うかもしれない。優しさを出すのが欽ちゃん、隠しても少し溢れるのが談志。

さてせっかくなので好きな芸人さんをただ羅列してみようかと思う。何のためにと問われると大変に答えに窮するが、好きなものを知ってもらうことで、何となく人となりがわかってもらえるかもしれないと考えのである。筆者はどちらかというと、自分を語るのが苦手なので、何かを利用しよういう浅知恵だと思ってもらいたい。もしかしたら抜けがあるかもしれないが、とりあえず思い付くところを羅列してみる。全て敬称略なので、ご了承願いたい。あ、落語家は除く。

ザ・ドリフターズ(一番は雷様の高木ブー)
ビートたけし
コント55号
イッセー尾形
ウッチャンナンチャン(ナンチャン寄り)
ダウンタウン
ナインティナイン
ダチョウ倶楽部
バナナマン
おぎやはぎ
パンクブーブー
松村邦洋

思ったより少ないしこんなので人となりがわかるわけがない。しかも最近の人がいない。あ、面白い芸人さんじゃなくて、好きな芸人さんだからか。面白い芸人さんなら若手に山ほどいる。しかし好きになる、出てるとつい観ちゃうようなのは限られてくるのかもしれない。”面白い”と”好き”は違うもので、好きな芸人さんならたまに面白くない時があっても良いのである。

最後に最近の悩み、本当に小さな悩みを書く。プロ野球チームで西武ライオンズが好きだが、あろうことか要である四番(元)の山川選手が男女関係の問題を起こした。先日不起訴になったものの、どうも本選手を応援する気が起きない。とはいえ不起訴なのだから犯罪者ではないし、まだ若いので、野球が出来なくなるのはかわいそうだとも思う。しかし野球はやっても良いとは思うが、自分の好きなチームとしては感情的に応援出来ないところもある。一体どうしたら良いのか。いや別にどうすることもないのだが、お客さんにこんな気持ちを与えてはいけないと思う。筆者も犯罪まがいのことはやらないように、心から気をつけようと、兜の緒を締めた。兜持ってないけど。

この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com