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祝 108回 (108)

108は不思議な数です。大晦日、除夜の鐘が108回鳴るのは有名な話です。また108は仏教では人間の煩悩の数とされております。とはいえ一体どんな煩悩があるのか、108も本当にあるのか。気になって調べようとしたところ、仏教はある種の学問みたいなもの、とても難解で理解が難しいのです。煩悩の説明文を5文字読んだところで理解するのを諦めることにしました。
とここで終わってしまうといつも通り(別にいつも通りでも良いのですがせっかくだし)なので、難しいものを難しいまま書いてみましょう。
108の煩悩すなわち百八煩悩は様々な分け方があるそうです。その中でもわかりやすいのが、六根(ろっこん)という六つの感覚、好・悪・平(好きと嫌いとどちらでもない)という三つの感情、この感情をさらに二つにわけた染・浄(きたないときれい)、現世・今世・来世の三つの時間軸、これらの組み合わせという考え方です。まあよくわかってませんが、つまり組み合わせなので、

六つ×三つ×二つ×三つ=108

これで百八だそうです。もっと詳しく知りたい方はご自分で調べたらよろしい。もっとこと細かく煩悩について知ることが出来るだろう。

冒頭108というのは不思議な数だと述べたが、どのように不思議かを書いていなかった。実は色んなものが108という数字と関わりがあるのだ。とりあえずそれらを箇条書きにしてみる。皆々様は「へぇー」と思ってくれれば良い。

・野球のボールの縫い目 108コ
・ゴルフのカップの直径 108mm
・太陽と地球の距離は太陽の直径の 108倍
・地球と月の距離は月の直径の 108倍
・UNOのカードの枚数 108枚
・インドの医学による人のツボ 108コ
・茶寿 108歳

などなど。

いかがなものか。人類はいつの間にか108という数字に支配されているのです。そういえば今年どこかで見たハエの数、108匹だったような。あなたの周りにも108という数字が迫っています。もしかしたらあなたが今朝食べた白米も108粒じゃありませんか。信じるか信じないかはあなた次第です。

いつも煮込む日々をお読みくださりまして、誠にありがとうございます。おかげさまを持ちまして、煮込む日々は今回で記念すべき108回目を迎えることとなりました。これもひとえに読者の皆々様が貴重なお時間を割いてくださっているからこそだと思います。感謝感激であります。これからもどうかよろしくお願いいたします。

いつも「立川談吉の煮込む日々」をご愛読いただき、
誠にありがとうございます。
編集を担当しております±3落語会事務局です。
立川談吉さん連載も皆様の声に支えられ
とうとう108回まで来ることができました。
それを記念いたしまして、
ツイッター改めXのスペースを使いまして、
例年年末に細々と続けてまいりました
談吉さんのこの一年を振り返る
「2023 立川談吉年末放談」を公開で行おうと思っております。
日時は2023年12月29日(金)21時30分あたりから
ふら〜〜〜〜っと、ぬる〜〜〜〜〜っと始めようと思っています。
トーク内容は今年の連載の振り返りと共に
この連載についての今後のお知らせもございます。
大掃除の片手間に聞き流していただけましたら幸いです。

それではここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
                   ±3落語会事務局 拝

この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com