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仮病コスナー(94)

これから嘘を並べる。いわゆる仮病というやっだ。9割方?嘘のつもりなので、ご了承願いたい。

数日前からめまいがして、熱を計ると72°で、触ってみると温泉卵を作るのに丁度良いくらいでした。朝起きて震える手でスマホを握り、文章を書こうと思ったら、充電が切れたうえスーパーコンピューター富岳を5台使ってしまったのでブレーカーが落ちてしまいました。なかなか直らず業者さんを呼んだら喧嘩になり、巌流島で待ち合わせしたものの、業者のやつは1時間遅れてやってきたのです。仕方ないので帰ろうと電車に乗ったら、具合の悪そうなおばあさんがいたので、背中に背負って病院へ連れてこうと思ったら、おばあさんが急にうごかなくなって、しばらくしたら鼠色になったのです。”おばあさん、どうしたの?なんで鼠色になったの?”と聞いたら、おばあさんの背中がビリビリっと割れて、中から成虫になったおばあさんが出てきたのです。成虫は”運んでくれてありがとう”と玉手箱をくれましたが、そのままブブブっと飛んで行きスタバに入って、ほうじ茶ラテをテイクアウトしていました。さらにそれを後にして帰る途中落とし穴に落ちてしまいました。落とし穴に落ちるのは初めてなので興奮していたら、お腹が空いてきたので、食べ物を探して落とし穴の中を横に掘っていきました。カチンと当たったのでよく見ると缶詰のほうれん草だったので大喜び、ブシュっと手で握りつぶして中身を出して食べました。掘れば掘るほど缶詰のほうれん草が出てくるので嬉しくなって夢中で掘ってるうちに、バネみたいのにぶつかってビヨーンっと弾かれてそのままの勢いで穴から飛び出ました。そういえば玉手箱をもらっていたと思い出し、開けたところ中から”ぼわほわぼわん”という音がしました。何が入ってるのかと見たら玉手箱の中に、”ぼわぼわぼわん”と書いた紙が入ってました。念のため紙を裏返すと、お家のブレーカーは直りましたからご安心くださいねと書いてあったので、お家へ帰ってスマホを充電して文章を書き始めました。

以上の理由で煮込む日々を書くのがおそくなりました。
スーパーコンピューター富岳、コロナの吐く息の飛沫シミュレーション以外にどうやって使うでしょうね。どうでも良いですが、ゴールデンウィーク楽しんくださいね〜。



この連載は±3落語会事務局のウェブサイトにて掲載されているものです。 https://pm3rakugo.jimdofree.com