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タスク管理は効率化ではなく、交通整理である

タスク管理をすると、効率的に仕事ができるように感じる
これは、今の状態が効率的ではないという仮説(思い)から生まれる感情だろう

実際、外から見たものと内から見たものは違うので、そうである可能性は高い

しかし、そこに対して、効率化できると思い込むことは些か危険である

これは、ちょっとの障害で車が渋滞を起こすのと同じである。

だが、その障害を取り除くのは簡単ではない。
なので、交通整理が必要だ。

なくす、除くのではなく、対策を立てる

結局タスク管理は、生物である。
なぜなら特定の行為を順番に並べてこなせば終わるかというと、割り込みが容易に入る。

車線の多い道路と同じで、割り込みされず進むのは無理だ。

だから、交通整理をしよう

それは、タスクをこなすプレイヤーの視点では不可能だ。
運転手が交通整理できないのと同じ。

もっと上からの視点で、整理をしなければならない

これが、優先順位を決める時の大事なポイント
目の前しか見えないプレイヤーの視点で物事を考えるより、俯瞰した視点で考えたほうが交通整理は捗る。

しかし、運転は俯瞰した視点ではできない。

だから、私たちは、自分な中に2つの視点をもつ必要がある

マネージャーの視点と、プレイヤーの視点

これは、なにもマネジメントの業務をしてなくても生きる話だ。

1日の計画を立てるマネージャーと、それを実行するプレイヤー

それらは別人格であり見えているものも感じるものも違う

だから計画をガチガチに固めてしまうと、やる気が起きない。

そう、同じ人間でも違うタイミングなら別人格となるのだ。

だからこそ、別人であることを理解し、その2つの人格の乖離をなるべく抑える

それが、1日の中でどれくらい実行できるか

今日の予定の振り返り
今の状態でこのまま進んで大丈夫か?
リスケは必要ないか

そういったことは、一見非効率的である。
実際作業を増やしているので、単純な効率化にはならない
しかし、交通整理をすることで、一つずつのロスを減らし、無くしていくことで、最終的にはスムーズに終わることを目的としている。

ここだ。

効率化を求めるとまわり道の効果が感じられない。
急がば回れというが、回らず直進したほうが、可能なら良いだろう。

だけど、それができないことを理解して、日々を過ごす

なかなかそれが難しい

だから、効率化ではなく交通整理
完璧でなくていいし、多少のロスがあっても良い

ただ、大きなロスを無くしていけるように整理をすることが、タスク管理の小さな目的であると言えるだろう

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