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独立して1年経って、ようやく目指してる世界がわかった話

僕はPLYLIST(プライリスト)という屋号で家具や革の小物なんかを作っているんですが、
「なぜ僕はものをつくるのか」とか
「僕はどういう理念を持ってモノを作っているのか」
というのは、なんとなくですが決めて活動していました。

これはオフィシャルストアのABOUTのページ書いてありますが、
まあ、長い文章で書いているんです。

PLYLISTの意味
Ply(プライ)=重ね合わせる、撚り合わせる
Playlist(プレイリスト)=音楽の再生リスト(曲を再生する順番をリスト化したもの)
という二つの単語を組み合わせた造語です。
人それぞれの価値観、生き方、理念、ライフスタイルに応じた
素材や技術、デザイン、アイデアの組み合わせリストを提案することで、
心から豊かな生活を送るために、少しでも役に立ちたい
そんな想いからこの名前を決めました。
お客様に寄り添いながら、
ワクワクするような組み合わせだったり、
ほっこりするような組み合わせだったり、
いろんな組み合わせを考えましょう。
そして、音楽のように
その人にとってかけがえのない存在になるものを
そして、
暮らしと心を少しでも豊かにしてくれるものを
つくれるように、私はなりたいです。

これなんですよね。
これ実はあえて「家具」とか「木工」とか「財布」とか「革」とか
具体的なモノを一切入れてないんです。
僕がつくったり提案するものは、特定してないんです。
なんでもいいんです。
人それぞれの暮らしと心を豊かにする
というのが
僕の目標です。
これは僕自身がうつになった経験から、
暮らしと心を豊かにしたいと思い
この目標にしようと独立前からなんとなく決めていました。

ただ、いまいちというかふわふわしたありきたりな言葉を並べているだけで、
正直、まだいまいち言語化しきれていない感じがしていました。

ところがですよ。
ようやく独立して1年たった今、
ようやくぴったりの言葉を見つけることができました。

なんでもできる世界をつくる

僕はなんでもできる世界を目指しているということに気がつきました。
ほんと最近の話です。

目指す世界に気付いたきっかけ

これに気が付いたのはコテンラジオの番外編「メンタルケア、どうしてる?」
を聞いていた時です。

ちなみに、「なんでもできる世界をつくる」というのは、
僕の言葉ではなく、
福岡県にある「いいかねPalette」という施設のコンセプトです。
この記事では、リスペクトを込めて、同じ言葉を使わせていただきます。

僕は、
なんでもできる世界を目指していて、
その過程や結果として
人それぞれの暮らしや心を豊かにしたいということに
Podcastを聴きながら気づきました。

なんでもできる現代に生きているという事実

この「なんでもできる世界をつくる」ために、
今はいろんな技術や素材を組み合わせてモノを作っているんです。
僕は基本的には外注をせずにほぼ自分で設計、デザイン、
原材料の調達、加工、販売までやってます。
基本的にモノを販売してお金を稼いでいます。
テーブルだろうが財布だろうが、瀬戸物の修理だろうが、全部僕がやってます。

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ウォールナットのダイニングテーブル

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ウォールナットのダイニングチェア

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名刺入れ

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お財布

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金継ぎ

ですが、前述の通り
モノを作って売るだけが僕のやりたいことではありません。
僕は、なんでもできる世界を作りたいのです。
だから、
PLYLISTのロゴマークからウェブサイト、名刺、ショップカードのデザインも自分でやりました。

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ショップカード

ウェブサイト

あと、広報活動的な意味でSNS、YouTubeやPodcast用の写真撮影から動画撮影、動画編集、音声編集までやっています。

Instagram

YouTube

Podcast

そして、その撮影のためのカメラを動画撮影機能拡張のために改造したり、
動画編集するための自作PCを組んだりというところまでやる始末です。
今は、Podcastと動画の音声編集のために、
VSTプラグインを漁っています。
ちなみに次にやりたいのは作曲ですね。
PodcastやYouTubeに使うBGMを作りたいんです。

自分で言うのもあれですが、
いろんなことに手を広げすぎてる感は正直否めません。

でも実際、なんでもできてしまっているというのは事実です。
なんでもできてしまうのは現代だからこその現象だと思っています。
情報がネット上にいくらでもあるんです。
それこそ、プロのノウハウだって
結構ネット上にあるんです。
だから、僕だからできるのではなく、
誰だってやろうと思えば意外とできてしまう世の中になっていると思うんです。
おそらく、求めている情報にたどり着けるかどうかなんです。

おそらく世間一般の人が思っているよりも、
みんななんでもできるはずなんです。

専門職やサラリーマンという選択肢はもちろんありだと思うんですけど、
この激動の現代を生きる上で、
みんなの持っている可能性はもっとあると思うんです。
何歳だろうが、いろんな可能性をかなり持っていると思うんです。
大人だって夢を持って生きていいと思うんです。

夢を叶えるということの難易度を下げたい


果たして世の中に「夢を叶えた大人」ってどのくらいいるんでしょうか。
子供に「夢を持って頑張って欲しい」という大人はいっぱいいると思うんですが、
果たして、子供たちは「夢を叶えられない大人」に言われて説得力を感じるでしょうか。
少なくとも、僕は学生時代に違和感しか感じてませんでした。
特に、卒業式によくある
「夢と希望に満ち溢れた君たちの未来になんたら」
系の大人が話す内容は違和感しかなかったです。


僕は自分の娘に
「夢はいくらでも、いくつでも叶えられる」
と胸を張って言える大人になりたいんです。
子供に夢を持ってもらいたいんです。
かつての僕みたい
大人になるのが嫌でモラトリアムを延長することばかり考えているような
そんな20代を送って欲しくないんです。

僕は、夢を叶え続けるお父さんでありたいんです。
娘に希望を持たせられるような父親になりたいんです。
ということで、
僕は20代後半になってから
これまでの人生で抱いた夢を片っ端からチャレンジしている状態です。
僕が今チャレンジしている職業がこちらになります。

研究職(これは前職でしたが。)
家具職人
革職人
金継ぎ師?塗師?(漆)
彫金師
デザイナー
フォトグラファー
ビデオグラファー
YouTuber(?)
ラジオパーソナリティー
音楽クリエイター?トラックメイカー?(謎)←New

正直、ここまでいくと、こいつ頭おかしいやつだなと思われると思います。
なので、僕はこの「なんでもできる世界をつくるためのチャレンジ」のことはあまり人には言わないようにしてきました。
でも、僕は結構マジメに考えてるし、本気で行動してます。
で、本気で行動してたら、
きっといつか信じてもらえるようになるのではないかと
思うようになってきたんで、
このnoteにまとめてみることにしたんです。

ですが、ここまで言ってきてなんですが、
その道何十年というキャリアのプロフェッショナルにはもちろん敵わないとは思っています。
あくまで、その職業の片鱗ができるようになる程度だと思います。
でも自分が求めているのはその程度で十分だったりするんです。

あと、広く浅くなりすぎて、成果が出にくいという懸念点もあります。

ですが、ある一つのものごとのプロフェッショナルになったら
きっとできないであろう発想や応用など、
いろんなことを複合的にやるメリットも多いと思います。
正直、現代の職業って
効率を求めすぎて細分化されすぎている気がするんです。

将来の夢とかやりたいことが見つけられない若い人たちって
職業の細分化・分業化が進みすぎているせいというのも少し理由としてある気がするんです。
やりたいことはあるけど、その職業はなんか違うみたいな。

現代は意外と幸せを得られにくいのでは説

話は大きくなりますが、
現代は、幸せがありふれすぎていて、
幸せを感じにくくなっているような気が僕はしています。
幸せのベースがそもそもかなり高いんです。
衣食住は基本満たされていますからね。
だから、今以上の幸せを得ようとしたら、
人によっては自己実現とかしか残されてないんじゃないかって思うんです。
だから、それを満たせなかった時に
もう、これ以上の幸せは得られないんだ気づいた時に
絶望してしまうんじゃないかって思うんです。

でも、意外とそんなことはないんじゃないかって思うんです。
意外と自分が思っている以上に
夢への一歩は踏み出せると僕は思っています。
最初の一歩は小さいかもしれませんが、
現代の情報の波を乗りこなせられれば、
昔なんかよりも夢や希望、自己実現の道は確実に平坦な道になっていると思います。
「やってみたい」というちょっとした気持ちを
実現できる世の中になりつつある。
もう少し正確に言うと
「やってみたい」→「行動」
この「行動」に移すまでのハードルがかなり下がったような気がしています。

例えば、
写真家になりたい
と思えば、
プロの写真家のオンラインサロンとか
今の世の中、月額数千円で入れちゃうんです。
これって昔だったら考えられない状況なんですよ。
基本的に、アシスタントや弟子になって何年も下積みしないと
身に付けられないようなテクニックや業界の常識があったから
プロになるのは難しかったはずなんです。

でも、それが月額払えば学べるし、
なんなら、ネット社会になったから常識も変わってきてますしね。
SNSで写真がバズってプロになった人とか出てくる時代になったんですよ。

これはどう考えても、
門戸がかなり広く広がった例として挙げられると思います。
その分、競争率も激しくなっているかもしれませんが。

認識が変われば世界は変わる

というわけで、
長くなりましたが、
とにかく、
僕はなんでもできる世界を作りたいのです。

日本人は自己肯定感が低いとよく言われますが、
「自分には無理だ」とどこかで決め付けている部分が
多かれ少なかれ誰しもどこかにあるからなんじゃないかと
個人的には思っています。
だから、
「実は、やってみたら意外となんでもできる世界なんじゃないか?」
という認識に変えたいんです。
そしたらみんな少し幸せになれるような気がするんです。
だから、まずは自分が
やりたいことをなんでもやりまくってやろうというわけです。
「意外とできるぜ!」ということを示したいのです。
有言実行しようとしているんです。
そして、ちゃんとお金も稼げるということを証明したいんです。
まだできてないですけど。

社会不適合者みたいな人種で
サラリーマンでいることを諦めたような僕みたいな人間でも、

意外と楽しく生きる道もあるということを示したいのです。

なんでもできる世界は
みんなの認識が変われば
きっと実現できる気がしています。

ここまでリスペクトを込めて「なんでもできる世界」
と表記していましたが、

個人的な感覚としては
百姓になる
というのが一番しっくりしているかもしれません。
農家という意味ではないです。
百くらい多くの多様性を持った個人になるという感じでしょうか。


みんながみんなプロフェッショナルじゃなくていいと思うんです。
職業の多様性は必要ですけど、
「一つの職業にならなければならない」
という常識は現代ではもはや常識ではなくなってきている感覚が僕にはあります。
将来の夢は一つに絞る必要なんてないと思います。
個人がマルチな才能で活躍する世界
そんな世界の扉はもう開いている気がします。

そしてその世界が僕が目指している世界なんだと
独立して1年経ってようやく気がつきました。
と言うお話でした。

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