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あまはらしに住んでいます。|④移住の前にやったこと

◆移住のための大きな壁は、[家と仕事]を見つけること

家がなければ仕事は見つけられないし、仕事が決まっていないと、家が借りられない。

このジレンマ、おそらく移住を考えたことがある人なら、ぶつかった事がある人は少なくないのではないでしょうか。

私もそうでした。
特に家については悩みが山積。

[借りるか、買うか。]

暇さえあれば、空き家・空き地情報バンクと睨めっこ。これがまた楽しくて、移住したい熱があがっちゃうんですよね。

富山の中古物件、都心に比べたら驚くほど安いんですよね。
何度「もう、買っちゃっても良いかなぁ」と思ったことか……

その考えにブレーキをかけたのは、地域に馴染めなかった時のこと。
[逃げ道]というのは好きではないけれども、買ってしまったら引っ越しするのは賃貸以上に大変なような気がしますよね……いろんな移住希望の方と話しましたが、これはみなさん不安に思うポイントのようです。

理想を言えば、お試し移住とまではいかずとも、[最初は賃貸、いずれ購入]のようなことができれば最高なのだけれど、そんなに都合のいい物件はそうそうあるものでは無し。
まずは[賃貸物件を借りながら、近隣で良い物件]を探すのが現実的かな、と考えていました。
(ちなみに高岡市空き家・空き地情報バンクの 暮らし望想編、面白くて結構好きでした)

仕事に関しては、なんとでもなるかなと楽観視していたので、まずは住みたいところに住む!を目標に家探しをしていたのです。


◆住みたい地域の情報収集は、もはやライフワーク

以前は名古屋に住んでいたので、富山は車で3時間半ぐらいの距離。同じ中部地方ということもあって、朝のNHKの地域のニュースに富山が出てくることはあるけれど、TVからでは圧倒的に得られる情報量が少ないんですよね。

私の場合SNS、特にX(旧Twitter)がとても活躍しました。
富山のイベント情報、積雪情報、事件・事故をはじめとする、極々地元的なニュースが、比較的にリアルタイムにわかるので、重宝しました。お店の開店・閉店情報などなど、富山に住んでいるんじゃないかと錯覚するほどに、情報を集めまくりました。

行きたいお店、博物館、美術館、観光地、史跡…… どんどんGoogle マップに[行ってみたいピン]が増えていきます。

そして、この情報収集が日の目を見る時がやってきたのです。

そう。高岡市地域おこし協力隊募集のお知らせです。

もう、見つけた時のドキドキ感は今でも忘れられません。

「これだっっっっっっっ!!」

と、マンガのようにベッドから飛び上がって、部屋の中を落ち着きなくグルグルまわった覚えがあります。
この情報をリツイートしてくれていたのが、今もとてもお世話になっている[高岡市万葉歴史館の家持くん]!今でも、感謝しきれない思いです。


実はこの募集と一緒に、もう一人の地域おこし協力隊の募集があり、こちらも本当に魅力的でした。ミッションが[伝統工芸の担い手]だったのですが、こちらは残念なことに年齢制限があり応募できませんでした。
でも、私にとって太田雨晴地区の隊員募集は、その残念さを吹き飛ばすほどの好条件!

移住先の条件に入れていた、万葉歴史館にも自転車で行ける距離も難なくクリア!
何より、住めるとは思っていなかった太田地区(雨晴がある地区)に、住むことができるなんて本当に夢のような募集でした。

元々地域おこし協力隊になりたい、とは考えたことがなかった私なので、この情報収集がなかったら、きっと見逃していたチャンスだったかもしれません。


◆住みたい場所に足を運びまくる!

移住するまで、何度富山を訪れたか実はもう覚えていません。
ものづくりイベント、工場見学、博物館、美術館、乗り鉄、観光地、史跡、お店いろいろ……
毎年寒ぶり宣言が出るのをソワソワと待ち、宣言が出ようが出まいが年末近くに必ず食べる!

何度も来ているのに、美しい立山連峰を拝めたのは、本当に数回でしたね……

そのおかげか、なんとなく地理感を身につけ、雪の富山もふんわり理解。信号機が縦型なのに、夏は想像以上に暑い。富山の食べ物がほとんど美味しいこと。色んなことを知り、移住妄想も膨らんでいきました。

移住してからも十分わかることばかりだけれども、移住希望モチベーションは確実に上がったと思います。

また、富山には各自治体で、移住体験的な取り組みをしている市町村も多いです。富山県の移住・定住促進サイト「くらしたい国、富山」さんで色んな情報公開しているので移住を考えている方は是非利用していただきたいですね。

ちなみに私が参加したのは、とやまグリーンツーリズムさんの[帰農塾]。
農体験もさる事ながら、移住の先輩方の生のお話が聞けたのは本当に良かったです。
また、移住前に富山のお知り合いを作ることができ、今でもとても頼りにしてます。

移住したらガッツり農業やりたいです!という人でなくても参加できるすごく良い企画です!帰農塾のお話はまた別の機会にしたいと思います。


移住したい人向けに何か役に立てたらと、思いましたが、あまり参考にならなかったらごめんなさい。

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