【皮膚科スタッフが教える医療脱毛】色素沈着とは?なぜ火傷が起きるのか?


色素沈着とは?
色素沈着は肌の刺激により、表皮に存在する色素細胞(メラノサイト)から過剰に分泌
されたメラニン色素が表皮や真皮に沈着しておこります。肌は刺激を感じるとメラニン色素を生成して肌を守ろうとする防御機能があるからです。
その刺激の例として挙げられるのが紫外線を浴び続ける、擦れにより起きる摩擦、ストレス、ホルモンバランスの乱れ等があります。
一般的には肌のターンオーバーが正常に行われるとメラニン色素は皮膚の外側に押し出されて次第に消えるますが、これらの刺激を与え続けると色素沈着となってしまうのです。


なぜ色素沈着があると脱毛時に火傷をしてしまうのか?
医療脱毛とはメラニン色素や黒い色に反応する特殊なレーザーを使用した脱毛施術になります。黒色に反応して熱を発し、毛を生やす組織のある毛根にダメージを与ることによって「毛根破壊=脱毛」ができるのです。
医療レーザー脱毛では、毛を生やす組織を破壊するパワーを持つ機械を使用できるため、それだけ肌の負担が大きいといえます。そのため黒い色を持つ肌への脱毛は十分な注意が必要となるのです。

色素沈着・火傷

色素沈着があるお肌への医療脱毛は難しい?
色素沈着がある方や肌が黒い方は、『ヤグレーザー』という医療レーザーでしたら、肌の状態にもよりますが基本的には脱毛可能です。ヤグレーザーを搭載していない医療脱毛機を使用しているクリニックもありますので、事前にクリニックへ相談していただくことをおすすめします。

クリニックを選ぶポイント
先ほど説明した通り、黒い色を持つ肌への脱毛は十分な注意が必要です。
ですので、しっかりと教育を受けているスタッフ(医療従事者)によるクリニックであるか、皮膚科専門医が在籍しているクリニックであるかが重要なポイントです。
医療脱毛は医療機関(医師による問診、医療従事者のよる施術)であれば行えるため、極端な話で言うと小児科、内科、産婦人科などでも医療脱毛は可能です。しかしながら、万が一火傷を追ってしまった場合お肌の専門知識を持った皮膚科専門医がすぐに迅速な診察ができるのは大きなポイントと言えるのではないでしょうか。



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