ボカロ投稿曲：アフェア

『アフェア』は『ゆっくりボカロ曲投稿祭 2022冬』へ投稿したオリジナル曲です。

『ゆっくりボカロ曲投稿祭 2022冬』は、BPM135以下のボーカロイド曲を投稿するイベントです。

この曲のBPMは95で、私が作成した楽曲の中では2番目に遅いテンポとなっています。ちなみに、BPM135以下というのは私にとっては特別なことではなく、むしろBPM136以上の曲の方が意図しないと作れないです。

タイトル通り、この曲のテーマは『不倫』で、これは前から一度やってみたいと思っていたテーマです。実はこの企画自体のテーマは『冬』なのですが、これはだいぶ後になって気づいたので、後付けで歌詞に『冬』というワードを入れました。こういったやり方は企画への参加曲としてはいかがなものかという気もしますが、イメージ的にはそれほどかけ離れてはいないと思うので、どうか大目に見てやってください（笑）。

この曲は、制作時間の７割くらいを歌詞の作成と修正に費やしました。完璧と言える状態かどうかは微妙ですが、これ以上時間をかけても良くはならないだろうと思えるところまでは頑張ったつもりです。
特徴としては、普通は不倫がテーマの曲だと『不倫した側』と『不倫された側』のどちらかが主人公になると思いますが、この曲はどちらとも解釈できるように作っています。歌詞の基本的な文脈を考えれば『不倫してる側』と考えるのが妥当ですが、『不倫されている側』で解釈しても矛盾はしません。見方を変えると言葉の意味合いも変わってくると思いますので、その辺も楽しんでいただけたらと思います。

アレンジについてですが、今回はギターに該当するパートにクラビネットを使用してみました。音色がギターに似ているからというのが理由なのですが、今までと比べると中音域にだいぶ厚みが出てきたような気がします。
ミキシングのやり方もなんとなく分かってきて、各楽器のバランスは今までで一番うまくまとまっているように思います。

動画については、キャラクターは『VRoid Studio』のデフォルトキャラクターをエディットして画像出力したものを使用しました。背景は加工したフリー素材の写真です。
『VRoid Studio』は昨年使用したときから大幅にバージョンアップされていて、もうキャラクター画像作成はこれでいいんじゃないかと思えるくらい素晴らしいソフトだと思いました（本来の用途ではないのですけどね）。

ありがたいことに、この曲も前作と同じくらい評価していただけているみたいで、ほっとしています。

最後に、今回のこの企画を主催された「ぴうい」さんがnoteにイベント後記を投稿されていますので、こちらもご紹介しておきます。素晴らしい企画をありがとうございました。