石鹸カスに悩んでいた時代…リンスの誕生秘話と変遷
どうも中の人です。
そもそもタイトルの「リンス」って、最近聞かないと思いませんか。
元々は「すすぐ」の意味で、シャンプーの後につけてすすぐものだったということなんですが、まあ修学旅行なんかでいまだに「シャンプーとリンス持参」とかしおりに書いてあったりしますね。
しかし「リンス」とは。
元々は先述した通り「すすぐ」ときに使うもの。
アルカリ性だったシャンプーを中和するため、弱酸性に作られた中和剤のことだったんです。石鹸はアルカリ性ですから、石鹸で髪を洗っていた時代の話ですな。
で、時代は下り、弱酸性シャンプーが主流になった時代から「リンス」という言葉は減少していきました。
代わりに幅を効かせるようになったのが「コンディショナー」です。
では「リンス」と「コンディショナー」の違いとは。
実は明確な区分がなく、どちらも「髪をコーティングしてうるつやにするためのもの」ということでした。
強いて言えば現代のコンディショナーのほうが若干テクスチャが重ためですけども。
ぶっちゃけ今のコンディショナー、最後まで使い切れた試しがありません…
あの重たいテクスチャ、最後のあたりではポンプで吸い上げられなくなって、ポンプ取ってバシバシやって手に直接出すしかなく、しかしそれでも残るコンディショナー…あのさらっとしたテクスチャのリンスが懐かしいっすよ、まったく…
場合によっては「詰替え用」の蓋ありのやつでフニャッとしたパッケージのやつ。あれを買ったほうがいいんじゃないかと思うことすらある。
ちなみにコンディショナーのその扱いにくさにしびれを切らし、コンディショナー機能付きのシャンプー使ってますワタクシ。
というわけで、なくなったわけじゃないんですリンス。
コンディショナーという名称に置き換わっただけで、機能的にはほぼ変わらず。
ライオンさんのHPにも以下のような記述があります。
ではコンディショナーまたはリンス、昔は何を使っていたのでしょうか。
そもそもシャンプーの歴史時代が浅かったです。
で、液体シャンプーが登場するのが1950年代にやっと、という感じでして、しかもアルカリ性ですから、大変なことになっていました。
ぎょえ。
あんまり想像したくないですが、シャンプーの後に石鹸カス…
めちゃくちゃすすぎたくなりますが、明らかに髪には良くない。
それを中和するための酸性の液体、リンスが10年くらい後に登場します。
石鹸カスを出さないように作られたリンスですが、そのうち美髪のためのヘアケア用品に変化します。シャンプー自体が弱酸性のものに変化していったからです。
それがここ最近の間に、コンディショナーという名称に置き換わっていったと。
ただ、リンスという言葉が廃れたわけではありません。
そう「リンスインシャンプー」の名前でしっかり残っています。
ちなみにわたしが使っているのもリンスインシャンプーです。
まあ、正確には「一本でまとまるシャンプー」の名称ですが、セグレタというブランドのリンスイン版です。
出産のあとのホルモンバランスの崩れや、更年期障害など、いろんな要因で髪が少なめになった方向けらしいですが、売り文句通り一本でまとまるので忙しいときにも洗える。香りもいいしトップにボリュームも出ます。
逆に言うと髪が多めの人は以下略。
あと、リンスやコンディショナーは「髪のためのもの」
地肌につけるものじゃないんです。
なので、コンディショナーはシャンプー後の髪のみにつけて、よくすすぐ。
これが正しい使い方とのこと。
それでもぱさつく方向けには、ヘアオイルの存在があります!
ぱさつく部分にほんの少しコーティングするようにつけてドライすれば、しっとり美髪のできあがり。
つけ過ぎはただのべっとり髪になってしまいますから、ほんの少しね。
つける量のバランスが難しいですが、つばき油やあんず油も日本古来のヘアオイルのひとつ。使い方によってはまとめ髪にもいいようです。またシャンプー前の頭皮マッサージにもいいとのこと。久々に買ってこようかな…
頭皮の血行が良くなり汚れが落ちやすくなると、健康な髪が生えてくる土台ができますよ。
最後らへん、ちょっとリンスとは離れてしまいましたが、どうでしたか。
リンスの歴史は意外と浅かった!!
そして飽くなき美髪への思いがリンスを発達させてきたと。ヘアオイルはリンスの発展形ですね。
つばき油マッサージはおそらく男性の抜け毛防止にもいいんじゃないでしょうか。男女問わずレッツ美髪!!
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