中国の代表的漬け物といえば
おはようございます中の人です。
白菜の塩漬けが半端なくウマい季節です。
うちは母が漬けますが、わたしあの味再現できないんですよ。塩と白菜と鷹の爪だけなのに。いわゆるお袋の味ってやつで、母が他界したら懐かしむものになるんでしょうね。
うちの白菜の塩漬けは至ってシンプル。
白菜、粗塩と鷹の爪、白菜…とミルフィーユ上に重ねていきます。
父が漬け物大好きマンなので、毎年大量に作ります。
すこししんなりした浅漬けのときから既にウマいですが、最後らへんちょっとだけ発酵して酸っぱみがかったやつが絶品。
これ家の中の常在菌とか関係してるんでしょうかね。
ところで漬け物というと日本またはアジア各国のイメージが強いですが、中東でもヨーロッパでも工夫されたピクルスやサラダ風などの漬け物があります。ただ、どちらかというとじっくり漬け込んだ漬け物は、やはり寒い地方(少なくとも日本程度には気温が低いところ)で好まれるようです。
今回は謎の野菜「ザーサイ」を取り上げてみようかと。
ザーサイ大好きなんですよ。コリコリしてて日本のゴハンにも合う。
しかし、なんか形(丸ごとのもの)が面妖じゃないですか。
なんだこれ。野菜には違いないけど謎のカタマリ状をしている。
生のザーサイの画像を探してみました。
引用元のブログによると、この面妖な肥大した茎の部分が「ザーサイの食べられる部分」で、葉っぱや根っこは食べないそうです。
ほほう。
あと、一般的にすぐ食べられるようにスライスした状態のザーサイは「塩抜き」をしたもので、かなり大量の塩を使って漬けられるようです。
なるほどなー。
ザーサイは漬け物として完成したものの名前で、チントウツァイが本名、ということのようです。チントウツァイ、野菜ですからもしや生で食べられるんでしょうか。日本だって、あのタケノコを刺し身で食べたりしますし。
ウマいらしいですねータケノコの刺し身…
探したら、ありました!!
千葉は館山で栽培しているそうです。
なんと、中国では捨ててしまう葉っぱや茎も食べられる!!
そういえばブロッコリーの茎、捨ててませんか?
厚い繊維質の皮をむくと、非常に美味しくいただけます。うちはこのためだけにブロッコリー買います。もちろん花蕾も美味しくいただきますが、茎は煮付けの素材としてウメーウメーと言いながら食べています。捨てちゃだめよ。
ちなみに上記リンク先では、生ザーサイ(チントウツァイ)のレシピが紹介されています。
茎の薄切りのサラダ
葉っぱと茎の漬け物
葉っぱの炒め物
ザーサイにする部分の浅漬け
などなど紹介されています。是非ご覧になってください。
普通の市販のザーサイ瓶詰めや真空パックなどでもアレンジできそうなものもあります。ザーサイパスタや餃子の具にするなど。
栽培が難しくなく、種が気軽に入手できるのであれば育ててみたくなります。余談ですがブロッコリーをほっとくと花が咲いちゃうんですが、この花の花言葉は「小さな幸せ」だそうです。チントウツァイの花言葉は…
わからん!!
と思ったら調べてみるもんですねぇ。
チントウツァイの花言葉は「平静、無関心、静穏」らしいです。
アブラナ科なので、チントウツァイの花も美味しくいただけるとのこと。
ちなみにメンマも中国で人気のある漬け物ですが、チントウツァイとは全く別物でして、「麻竹」という竹を漬けたものです。
そう言えば穂先メンマってあるな。
しかしザーサイ、朝のおかゆのお供にもガッツリ出てきて、あんな「中国代表でーす」みたいな顔をしといて、まだ100年足らずの歴史しかない新入りなんですね。
そういえば日本におけるカレーもそうですね。戦後広まりましたが、あっという間に「日本食でーす」って顔してますから。
ヒデキカンゲキ、インド人もびっくりですよ。まあ、日本のカレーは英国経由なんですけど。
食文化って面白いですね。