見出し画像

プレスリリースにつながる知財活用のおはなし


こんにちは。

プラスディーアンドシー合同会社(+d&c)
PR担当、コーディです。


さて、今回は

タイトルにありますように、
FACTBOOKの構成要素にもなる

プレスリリースにつながる
知的財産の活用について、
共有させていただきます。

先日(2024年3月29日)、
特許庁の知財ポータルにて、
弊社代表の上田が派遣専門家として関わった
窓口支援事例が掲載されました。


本件のクライアントである
山梨ユニフォーム株式会社さまは、

山梨県南アルプス市で
法人向けユニフォーム、作業服、工具、安全靴などの
小売販売をされておられます。

2020年、
店舗名及び同社略称(Yama-Yuni)の
早期審査申請を伴う商標出願について
INPIT 知財総合支援窓口への
ご相談がきっかけで

派遣専門家として弊社代表の上田が
約一年間に渡って支援を行いました。


こちらのnoteでは、その詳細について
私コーディから補足させていただきます。



***


INPIT(インピット)とは


INPITとは、
独立行政法人 工業所有権情報・研修館
の略称で

47都道府県に地域密着型の相談窓口を設けて
中小企業をはじめとした皆さまの
“経営”と“知的財産”の課題を把握し、事業・知財戦略の策定助言や、
それらの戦略に合った知財活動の方向性を
無料で提案されています。

また、専門性の高い課題などについては、
弁理士・弁護士・デザイナーといった専門家の派遣を通じて
解決を図る流れになっています。


今回の
山梨ユニフォームさまのケースでは


まず、

店舗の名称と略称(Yama-Yuni)の
商標出願についての相談からスタートし、

・取引先との取引基本契約の検討支援
・INPIT知財戦略アドバイザーによる営業秘密管理支援
・ECサイト開設契約検討支援
・法律専門家によるデザイン刺繍化についての著作権を含む第三者権利検討支援
・よろず支援拠点からの出店予定地域の情報取得支援

等について、窓口担当者さまが担当。

商標出願を機に、

自社ブランド・自社アイデンティティの見直し

について

デザイン経営・企業ブランドの専門家である
上田を本部より推薦いただいたのが
ご縁のきっかけでした。


知財を経営に役立てる


上田による研修やワークショップを重ねる中で、

当初は
山梨ユニフォームさまオリジナルの
商品企画・開発をテーマとしていましたが、

既存のお客様の声を集め、見直すと

山梨ユニフォーム(愛称:ヤマユニ)さまの
存在する意味にあらためて触れることができ、


既製ユニフォームの
カスタマイズ販売のフローそのもの
を、

山梨ユニフォームさまの
サービスブランドとして
検討していこうという気づきが
生まれました。



昨年1年をかけて行われた
ディスカッションや社内でのプロジェクトには

山梨ユニフォームさまの
社長・専務さまも積極的に参加され、

忌憚のない意見交換と共に

「有意義な時間となった」

とのうれしいコメントをいただきました。


そして、

今期の始まりである
本日4/24日より、

昨年の結果をうけて
お客様から喜ばれ、支持されている
サービスのフローを整理し、

商標化していくことで
社会にわかりやすく伝えていこうという
プロジェクトに進みます。



支援の成果


2023年度売上げは、

支援開始前の2019年度に対し1.6倍
売り上げ総利益は1.83倍

となっており、

店舗数も1店舗増加し、計3店舗となりました。


またINPITの報告書でも、

今回の売上げ増には
知財総合支援窓口派遣のブランド専門家が助言する
「企業の存在意義や理念の時代に沿った見直し」
「ブランド化への取り組み」の実践及び知財・法務リスクに
配慮した事業運営が寄与しています。

と、うれしい評価をいただきました。


特許や商標取得を手段とし、
経営に役立てる設計に、

デザイン経営や
弊社のCI式企業ブランディングⓇが
役立てば、うれしく思います。



「知財を経営に活かしたい」と
お考えの経営者さまは、

まずは入口として
INPIT 知財総合支援窓口に
お問い合わせいただけますと

全国に窓口がありますし、
無料で利用可能かつ、
信頼を担保された人材が派遣されるので、
大変おすすめです。


ぜひご利用ください。



今回のおはなしが
お役に立てましたら幸いです。



>> +d&cのお仕事内容やFACTBOOKは
こちらからご覧いただけます。


この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞