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#95 ベテラン建築女子の未来の夢

昨日は埼玉県で40度を突破した
とか・・・💦
マジで夏が怖いですね。
まだ、7月に入ったばかり、
対策しないと危ないレベルです。

東京では、小池知事が圧倒的な
再当選!
でも、若手の石丸さんが頑張っていたのはとても印象的でもあり、応援もしていましたが、日本は変わる事への抵抗が強い国、まだ難しい面の方が強かったのか・・・
それでも若者の投票率が上がったというのは大きな貢献!これからに期待したい人材ですね。

先日、久しぶりに女性の職人さんと話す機会がありました!


20年のお付き合いの職人さんは女性のリペア職人さんです

住宅のリペアってわかりますか?
知らない人がほとんどでは?

床とか建具、アルミサッシとか割と色々な所の傷を補修してくれる職人さんです。

大工さんや設備等の職人さんに比べると女性がやりやすい職人業だと言えます。

理由は、道具が小ぶりで運びやすいことや丁寧な仕事やスキルが評価されやすいこと、一般家庭にも入る為女性であることがメリットにもなります。

リフォームのアドバイザーにも言えることですが、一般家庭に訪問し、旦那様、奥様と打合せするという仕事の
特性上、女性であることの安心感
対応の柔らかさは大きなメリットとなります。

特に奥様は女性同士ということから
共感が得られたり、相談しやすい言いやすいということが嬉しいとよく言って下さいます。

でも、これも逆側からみると言われやすい、感情に流されやすい等の面もあります。

ここの線引き、コントロールはかなり高度なスキルが必要だと思っています。

リフォームという仕事内容を考えれば、共感だけではなく、しっかりした経験値とデーター、知識も併用することで納得してもらうことや
旦那様にも伝わるということがとても大切です。

ちょっと話は飛びました・・・、
いつもの飛んでばかりでホントに
申し訳ない💦

そうです。久しぶりに女性のリペア職人さんといろいろと語り合う機会があって、色々と感じることや感動することがあったので、そのお話がしたかったのでした

20年以上も建築で生きてきた私達のこれからは?

建築現場はやはり男性中心の世界です。
かなり女性が増えてきたといっても
まだまだ、数では圧倒的に男性優位な世界です

そんな中で経営者としてとか職人として
20年以上積み重ねるというのはやはりかなりの苦労もあるというわけです

芯の強さに加えて仕事への情熱
生活をかけているという3大要素は不可欠かもしれません
努力+継続が男性以上にあってやっと見下されないレベルになるというか・・・、スタート地点がマイナスから
なのは否めない

私が彼女に出会ったのは20年くらい前のある現場

工事中に傷をつけてしまった和室の
床柱だったと思いますが、監督さんが「補修しましょう」
と呼んでくれた職人さんが彼女でした。

柱の傷にパテやサンドペーパーで
手当てをし、着色していく姿はあまりにも印象的で目を見張りました!!

柱の傷が全くわからない状態にまでなったのです
着色し、筆で木目を描く・・・、
素敵、カッコいい、それだけで無く
立ち居振る舞いも美しくて、私はすっかり惚れ込んでしまった

しかも、女性・・・!
嫉妬にも近い気持ちが湧いてくるほど
彼女は素敵で、だから今もこうやってお付き合いしているという訳です。

いつの間にかお弟子さんを持つようになった彼女は女親方に成長し、
いまは現場をやりながら人を育てる
ということに視点を移していっています

私も彼女と同じで、リフォーム業界で
もっと女性に活躍してほしいと願っています。

その為には共感性だけではなく
知識や経験の裏付けが絶対に必要だし、その上での提案スキルが大切です。


男性社会でもしっかり自分の言葉で伝えるということが出来ないといけませんが、頑張りすぎて男性から嫌われてもダメ、これまた難しい・・・!
バランスも大切だと色々失敗して
気づきました

これは、理解者となる方に恵まれるととても楽ですがなかなか難しいのは言うまでもありません。

なので、タフな精神と肉体も必須(笑)・・・

自分の仕事に誇りを持っているからこそ、
積み重ねてきたことを後輩に伝えたい!

「やってきたことしか伝えることは出来ないから」
と彼女は言ってました。

その言葉の重みは私にも分かります。
女性がもっと力を発揮できる環境も
土壌も今はまだまだだと思います。

職人として自立するには、
かなりの長い目で見ての
技術の習得も必要で、男性もかなりの人手不足な中、女性は更に少ないし、
結婚、子育てもいかに乗り越えるかの
仕組みが現場には無いのも事実です

というか、女性にこのような道があるということすら多くの方が知らないというのが現状ですよね?

夢はとても遠いのか?・・・
でも、そろそろね、女性も
建築で頑張っていけるという道が
職人としてやっていけるという道がもっと普通になってもいいのかな?という感じもするのです。

20年お互いにやって来たからこその
共有できる思いやこれからの夢があるな・・・!と感じました

道は険しく、なかなか進まないというのがお互い悩みではありますが、
強い思いで一歩一歩
進めていけそうにも思います。

得意先の協力を得て、名古屋にリペアスクールの準備が出来ているようです。
私も大阪で何か協力出来ることはないかとこのところ考えています。
ホームページを作られたようなので下記にご紹介をしておきます。

補修のいろは〈名古屋のリペアスクール〉

私にも夢がある・・・、
諦めずやれることやって行こう!

平均的な年収で大切なマイホームを
維持管理する事は大変な事です。
その為にどんな風にリフォームのことを
理解して考えていけば自分の暮らし、
人生をもっと楽しく出来るのか?

私は、そんなことを考えています。

フルスケルトンのリノベだけではない
デザインや設備だけではない、
それは実感として感じていますが
分かりやすく言語化し
多くの人に伝えるのは至難の業です

暮らしをベースに住まいを見直すには
これからの人生とリンクさせる必要があります。

有り金を突っ込んでリフォームするわけには行きません。特にセカンドライフ世代においては終の棲家としての認識も必要です。

有りがちな少しでも安く、お得にというモノの購入から一旦離れて、色々な視点を持つ、育てる必要があります。
住まいを考えるという事は、人生を
考える事に共通する事がたくさん
あるからです

それは、リフォームの準備期間
私はココこそが女性のスキルも活かしつつ、建築の知識、経験が活かせるところだと感じています。

素敵な女性職人の彼女とはこれからも
長く付き合っていけそうだと思っています
お互いの夢が形になるのを応援しあって行ければ嬉しいし、そんな仲間に
20年かけてなれたのかな?
などど感じたわけです。

この気持ちを記しておきたいと
今日はブログを書きました。

写真は彼女のリペアの施工例(私の現場)です


敷居をリペアしました。

年齢と共に少し心のゆとり、時間のゆとりを大切に出来る様になりつつある私ですが、未来に向けて進む気持ちは前にもましてしっかり持っていたいなと思う今日この頃です!


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