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自己紹介の続きです。

前回は、リフォーム業界に入って
苦労もしたけど結構体質にあっていた
ことやリフォーム業界の歴史的なことも
含めて起業スタートラインまでを
書きました。


ここからは、サラリーマン時代の学び
と限界や起業して目指したいと思っている
こと、セカンドライフ以降の仕事との
かかわり方の方向性などを
書いてみたいと思っています。

何故、サラリーマン生活に馴染めなかったのか?

これは、正直言って私の性格のなせる
ところが8割ではないかと思っています。

上手いことやれない奴
なんですよね・・・私
集団生活が苦手なんです。
我がままというか、良く言えば
真面目、信念があるとも言えるのかも
しれないけど人様の興味があることには
あまり興味が湧かず、人にどう思われるかは
気にするくせに、ごまをするようなことは出来ないし、
やりたくない。

可愛くない女なんです・・・私
でも、本当に尊敬出来ると感じた人には
子犬のように従順にしっぽ振ってついていくような
一面もあるんですけどね(笑)

サラリーマン時代の私の部署が離れ小島で
めちゃくちゃ自由だったことからここまで
続いたというのが真実

収入面以上に働く上での方向性が私には意味が感じられなかった事
長い目で成果を上げる、目標を持つという思考が全くない・・・絶望と限界
(これは私が働いていた会社の当時のことなので今はわかりませんが)

こんな風に感じてくると日々の仕事は先の見えない修行と同じ。
子育ての目途が立ったら何とか自由になれないものか?と
考えるようになったわけです。

リフォーム業界は矛盾と悪循環がいっぱい!

皆様、ガス会社のリフォームのCMをご存じでしょうか?
奥様が古いキッチンを見てため息、
「そろそろリフォームしたいわ~」って独り言を言う場面
から始まって、作業服を着た若いイケメンのお兄さんが
「お任せください!貴女の夢を叶えます!!」
っていうお決まりのやつです。

リフォーム会社の決め台詞ってこれしかないのか?って
思いませんか?このお任せくださいにホイホイのって
しまいたくなるお客様の気持ちとこのお任せくださいで
全ての責任を背負いこんでしまうリフォーム会社の関係性を
そろそろ終わりにしないといけないなと思うわけです。

私は、微力ではあっても、
この問題に取り組んで貢献したいと思っています。

これは、実際に任せて欲しいと願ってしまった自分の経験、
結果、すれ違っていくコミュニケーションと嚙み合わない利害関係に
喉から心臓が飛び出してしまうのではないかと思うほどに苦しんだ
経験があればこそこうやって言えることなのです。

どんなに必死で図面をひいても知恵を絞っても
伝わらなければ無いのと同じ、一晩でひっくり返ってしまいます。

お任せくださいではなくて、一緒に考えて下さいと言葉を変えます。
だって、リフォームはプロジェクトだから
形のないものをお客様と私達が一緒に作るプロジェクトこれが、
リフォームの醍醐味なんだと気づき、思うようになったからです。

起業して私が取り組んできたことは?

「どんな暮らしがしたいのか?を考えて伝えましょう!」
住宅業界ではよく耳にする言葉ではないでしょうか?
これは本当に難しすぎる問題です。
普段から仕事として住宅に取り組んでいてもこの正解のない
答えをどう導くのが良いのか?正直言ってわかりません。

そこに築年数の問題、予算の問題、
現状の暮らし方の問題住む人の価値観、
ライフスタイルなどなど、考えたらきりのない
問題が関わってきます。

単純にモノを売るスタイルが通用しないのがリフォームです。
しかし、契約出来るかわからない時点であまりにも
時間をかけるということは普通は出来ないことです。

準備と整理にポイントを置いて
取り組んでみることを提案したい!

この正解のない問題の答えを導くために
どんなサポートが出来るのか?ということが
私の大きなテーマとなりました。

一つは、今までお客様任せにしていたお問合せを
頂くまでの準備段階のサポート

二つ目は、お家のお片付け作業のサポートです。

リフォームという一連の行動を分析してみると
工事というハードな部分以外はお客様自身が何をするか?
という部分のボリュームがほとんどだけれどもなかなか
上手く準備出来ていないということが分かったからです。

お片付けをサポートする理由は、リフォームの前には
必ず片付けをする必要があるのに軽く考えていたり、
ただ単にモノや家具を移動しただけということになると
リフォームしても元に戻るだけという結果になりがちだ
ということも今までの経験で分かっていたからです。

リフォームだけでは暮らしを整えることは出来ない

リフォームで出来ることは、古い設備を入れ替えて
新しくしたり壁紙を張り替えて綺麗にしたりすることであり、
その空間でどんなモノを使い、どんな行動をして暮らしていくか?
ということと絡めて考える為に一番役に立つ行為は整理をする
ということなのではないか?と考えました。

今では、すっかりブームともいえるお片付け。
色々な情報が飛び交っていますが、整理にはいくつものステップがあり
かなり地道な道のりです。そこをリフォームで一気に
かたをつけようと思っても無理があります。

つまり、リフォームして綺麗になったり最新の設備に入れ替える
だけでは暮らしは整わないし効率の良い仕組みも出来ない
ということも含めてお客様をサポートすることを
目指すことにしたのです。

相手にされない・・・、何故?

私にとってはごく自然な流れでのお片付けからのリフォームの流れの提案は、残念なことにほとんど相手にされませんでした。

一部の整理収納アドバイザーの方には理解されたけれど
同じリフォーム業界の人にもほとんど理解されず、
片付けとリフォームはどんな関係があるの?って聞かれ、
説明しても興味なし・・・?、何で??って反対に思ったものです。

「お片付けをすると売り上げがアップするんですか?」と
後輩に聞かれ、なるほどなと思いました。
「先をみる力が必要なんだ」ということに気づいたのです。

受注して引き渡すまでのことにしか目線がいかなければ
お片付けの提案は必要ないけれど、お客様自身が無理なく
リフォームプロジェクトに参加をし、満足してもらうことを
考えたり、この先も長い目でお客様と付き合っていくことを
考えだすと整理という提案が重要な意味を持つことが分かって
来るはずです。

産みの苦しみ、先を見る人は苦労するけど
実りも満足も何倍も感じられるはずと今は思っています。

今回はここまで、次回は「北摂暮らしの相談室」という新しいチャレンジについて書いていこうと思います。
それで自己紹介は完結する予定です。



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