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Where Brooklyn at? -ニューヨークでDJ / Get Hype!と巡るHip Hop名所- ④
こんばんは!
今回はニューヨーク3日目、巨大な地球儀のモニュメントでお馴染みクイーンズのコロナパークに行き、ブルックリン美術館を経由してBiggieの銅像を探すところまでとなります。
宿泊先からコロナパークまでは、バスと地下鉄を乗り継いで1時間の道のり。コロナパークでアメリカ在住のGenaktionさんと現地集合で待ち合わせです。
お昼ごろの待ち合わせ時間だったので、午前中は近くを散歩したり、のんびりと過ごしました。
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ニューヨーク滞在3日目、バスも地下鉄も何度か利用していたので楽勝だと思い、ちょうど待ち合わせ時間ぴったりに目的地に着くように出発。
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バスに乗り地下鉄の駅に向かう途中、前日に見たBeastie Boysのグラフィティを通り過ぎました。
バスを降り、地下鉄の駅に入ると...
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まさかの乗ろうとしていた路線が閉鎖!
ニューヨークの地下鉄はよく止まるし、理由も分からず丸一日閉鎖されていることなんてよくあることですよ、とGenaktionさんからは聞いていましたが、まさかこの絶妙なタイミングで食らうとは!
この駅だけが閉鎖されているのか路線ごと閉鎖されているのかは全く分からず、次の駅まで歩いていくことに。
しかし予想通り次の駅も閉鎖されており、この地下鉄の路線が使えないことが確定。別の路線を使って向かうことにし、汗だくになりながら他の駅に到着。やっと地下鉄に乗れ、安堵(あんど)した僕はDiscogsを開いてレコードを買いました。
地下鉄の駅に近づくにつれ、あれ?目的地とだいぶ離れた下の方に着くのか?との疑問を抱きながら駅を降りると...
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Googleのナビで"コロナパーク"を目的地に設定していたのですが、コロナパーク自体が巨大な公園で、その公園の下端(はじ)に着いてしまったんです!
さすがに1時間くらいかけて歩くわけにもいかないので、速攻Uber(タクシー)呼んで地球儀のモニュメントに向かいました。
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地球儀のモニュメントはクイーンズ美術館のすぐ後ろにあるので、目的地設定はクイーンズ美術館にした方がいいですね。
色々クイーンズのフラッシング・メドーズ・コロナ・パークに遂に到着!Genaktionさんともここで合流し、早速写真を撮ってもらいました!
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想像通りの巨大さ!周りの噴水はもう稼働していなく、フェンスで囲われた状態でしたが、モニュメントの真下には行けるので問題なく記念撮影出来ます。
公園内では大人はもちろん、子供もたくさん遊んでおり、晴天も相まって平和な時が流れていました。
コロナパークの地球儀のモニュメントで思い出す曲といえばこちら!青春の一曲!
Craig Mackのファーストアルバム関連のジャケットにも、もちろん地球儀のモニュメントが写っていますね!
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ジャケット写真を再現するとなったら、やっぱり"Flava in Ya Ear"(写真左上端)でしょ!なんて思ってましたが、よくよく見ると完全に合成写真だったので却下。
悩んだ末、ファーストアルバム発売当時のアーティスト写真の再現を試(こころ)みることに!
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1994年当時とは違い木が何本か育って写り込んでいますが、だいたい同じような写真が撮れました!
Craig Mackの一連のジャケット写真もアー写もそうなんですが、全てオーストリア大陸が見える面で撮影されているんですよ。なのでこの写真もキチンとオーストリアの面の前で撮りました。
続けてもうワンカット。
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Main Sourceの2枚目の自主プレスのシングルとなる"Watch Roger Do His Thing"ジャケット裏面写真の再現もチャレンジ!
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アフリカ大陸の面を背景にLarge Professorの腕組みポーズを再現!再現どうこうよりも、単純に良い写真が撮れたので嬉しかったです。
Flava in Ya EarのPVがMTVで毎日死ぬほど流れていた1994年、スケートボードに夢中だった僕はニューヨークのスケートビデオにも登場するこの地球儀のモニュメントに恋焦(こ)がれていました。2000年前後のビデオでも様々なスケーターのフッテージにて、地球儀のモニュメントの周りを囲む縁石で鬼流しのカーブトリックを決めるシーンを何度も見ました。赤毛のヒールマスターWieger Van WageningenのNikeのビデオで見せたノーリーヒールフリップ・バックサイドKの鬼流しシーンは今でも鮮明に覚えています。
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コロナパークの住人といえばMike Wrightの名が上がります!1995年から2000年代初頭のニューヨークのスケートビデオに色々と出ていましたが、知名度は全く無いので知らない人も多いと思います。彼はいつもコロナパークで滑っていた時期があり、ここに来れば彼に会えるという話は一部ではよく知られていました。
そしてもう一人、コロナパークといえば絶対に忘れてはならない男がRodny Torres。コロナパーク横のスケートパークの設計も手がけたとの話も聞いたことがあり、生粋のコロナパークの住人です。ロドニーはいつ来るの?みたいな感じで地元の子がスケーターに聞いてきたりと、公園の子供達にも愛された存在でした。
Rodny Torresは同じくニューヨークアンダーグラウンドスケートシーンで名が知られたSpencer Fujimoto、Geo Moya、Rodnyの盟友Andy Bautistaらと共に、イーストコートスケートシーンの深い部分を下支えし、ニューヨークのスケートシーンに貢献したスケーターです。
僕にとって地球儀のモニュメントはスケートスポットであり、Hip Hopのジャケット写真やPVでおなじみのスポットであるわけで、実際にここに来れたのは二重の喜びがあったわけです。
Craig Mackの"ボェー"を連呼しつつコロナパークを堪能した後はブルックリンへ!今度はCraig Mackと同時期に売り込まれたThe Notorious B.I.G.の話に移ります。
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ブルックリンに入り、まずはブルックリン美術館へ。
中では"Giants"というSwizz BeatzとAlicia Keysが絡(から)んだ企画展もやっているようです。
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黄色のYOのオブジェも素敵なブルックリン美術館に来ました!
美術館周辺にはキッチンカーも何台か出店しており、人通りも多く賑(にぎ)やかな感じでした。そこでハンバーガーを購入し、ブルックリン美術館前の広場で食べました。
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ブルックリン美術館ではギリギリ桜が咲いており、少し強い風で散る桜の花びらとブルックリン美術館のコンクリートの建物の対比が美しかったです。
地表にたまった桜を手ですくい上げて空に撒(ま)き散らし撮影している女子達を見ながら、桜吹雪の中で食べるハンバーガーは格別でした。GenaktionさんとのHip Hop話も良いスパイスとなり、素敵な時間が過ごせました。
館内に入ると...
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Kawsの巨大なフィギュアがお出迎えしてくれます!ここは無料エリアなので、写真だけ撮ることが出来ます。
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美術館内部は赤レンガ作りの古い建物がそのまま内部に取り込まれており、このレンガのくすんだ色が近代的な内装の中で非常に映えていました。
ブルックリン美術館の中も見て回りたいところでしたが半日かかるので時間の都合上それは諦(あきら)め、無料エリアを見ながら売店に向かい、いくつか買い物をしてブルックリン美術館を離れました。
次に向かうのは同じくブルックリンにあるというThe Notorious B.I.G.の銅像(?)。
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この鋼鉄の人間戦車と化した、完全にイカれきったBiggieの銅像ですよ!しかも曲名が書かれたボタンを押すと、その曲が流れるしかけ付きのようなんです!狂いまくってますねー。
Uberを使ってサクッとBiggie Smalls Sculptureがあるという場所に到着。
目の前のビル前広場に人だかりが出来ており、何やら催(もよお)し物をやっている様子。とりあえずBiggieの銅像はこのあたりなので、その集団に突入すると...
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あれ?黒人しかいないし、紙を配っている人はX-Clanみたいな革の縦長の帽子を被(かぶ)ってる!
しかも勧誘(?)の声かけ、めっちゃしてくる!
周りにはBiggieの銅像も無い!
集会怖い!
ぎゃー!
どこをどう探してもBiggieの銅像は無く、X-Clanもどきの人達の集会が行われているだけ。
僕がもう一度住所を調べてみると...
全く別の場所に来ていることが判明!
GPSが狂っていたようだったので、気を取り直してまたUberを呼んでBiggieの銅像に向かいました。
そしてブルックリンブリッジの近くの間違いなくBiggieの銅像のある場所に到着!
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調べるとGoogle Map内でも観光名所として地図にも載(の)っていたし、ここで間違いないと確信を持って探しました。
が、いくら見渡しても、周辺を探してもBiggieの銅像は見当たらず。
その時に僕の頭の中にはこの曲の名フレーズ、"Where Brooklyn at?"が脳内再生され続けていました。
(1:50あたりから)
画像や動画で確認すると、Biggieの銅像の後ろに写っている建物は目の前にある建物で間違いないし、でもBiggieの銅像は見当たらないしで、路頭に迷うことになりました。
その辺にいる何人かに聞いてみましたが、誰も分からず。
Genaktionさんが調べてくれましたが、Biggieの銅像は去年までは確かにここにあったと。どうも自体が移動出来るタイプのようで、今はどこか違う場所に移ったのかもしれないとのことでした。
Biggieの銅像の行方は知れず、結局ムダ足に終わったBiggieの銅像探しでした。
が、意外とこういうのが思い出深い出来事だったりするので、ニューヨーク旅行記のタイトルを"Where Brooklyn at?"にしたんです!
だって、Biggieの銅像探していたらGPSが狂ったおかげでX-Clan似の集団に会うわ、どこを探しても銅像は無いわ、脳内でWhere Brooklyn at?が流れ続けるわで、僕はめちゃくちゃ楽しかったですよ。
次回は気を取り直してマンハッタンに戻り、老舗レコード店のA-1にカチ込みます!アメリカで何のレコードを買ったのか?お楽しみに!
The Notorious B.I.G.の"The Garden Freestyle"の話が出たので、そのレコードについて見ていきましょう。
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通称The Garden Freestyleは、正確にはMadison Square Garden Freestyleとなり、マディソン・スクェア・ガーデンにて1993年10月22日に行われたショーの一幕を録音した音源となります。
Bad Boyからの正規盤としては上記のプロモ盤のみに収録され、人気盤となっています。
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こちらはDJ Mister Ceeが監修、Tape Kingzからのこちらの盤にはBiggieとJay-Zのフリースタイルを各2曲づつ収録。
今年に亡くなったMister Ceeの追悼の意味も込めて、ニューヨーク旅行記事の副題を"Where Brooklyn at?"にしたことも付け加えておきます。
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The Garden Freestyleが収録されたレコードは、7インチからブート盤まで多種多様に存在します。写真左はブートレグ編集盤で、"Mister Cee Freestyle Live Show"とクレジットされています。右はセラートの10インチコントロールヴァイナルとなり、こちらにもThe Garden FreestyleとThe Wickedest Freestyleが収録されています。
ところでThe Garden Freestyleは、勝手にBiggieと2Pacのフリースタイル部分だけを切り取り、"Where Brooklyn at?"という曲名に変えられてアップロードされているものが散見されますが、Where Brooklyn at?という曲名じゃないですから間違いです。
最後に、この曲がMister Cee制作曲としてブートレグ盤に収録されていたりもしますが、それも違いますね。
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楽曲制作はMister Ceeではなく、Frankie Cutlassです。
Luke名義の曲ですが、Biggieの曲としてブートレグ盤に収録されていることがよくあり、Biggieの曲と勘違いさはている人もいるかもしれません。
このプロモ盤は意外と探すと見つかりにくかったりするので、見付けたら即購入ですね!
ちなみにアルバムに収録されているBust a Nutは全く別曲で、シングルのみBiggie参加のヴァージョンです。
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Main Sourceの自主盤はシールド保管!