部首採集に行こう!
5月も終わりに差し掛かり、天気の良い日はもう夏のようですね。
夏は子ども時代を思い出します。
なので今日は懐かしい「部首採集」に出掛けようと思います。
皆さんも小学校の頃によく部首を捕まえに出掛けたかと思いますが、おさらいもかねて部首採集の基本から採集した部首まで書き残しておこうと思います。
部首採集の基本
部首は昆虫の一種。
紀元前1300年前の中国、ちょうど殷王朝の時代に発見されました。
日本には弥生時代になって大陸から伝来し、日本全土に繁殖したといわれています。(諸説あり)
部首にも雄と雌があり、合体することで漢字へと進化しますが、あくまで進化であって子を産むわけではないので合体すればするほど絶滅しやすいのが特徴です。
部首を守るために、採集してよいものは最終形態が部首のもののみ。採集後は役所へ3日以内に届け出を行うことが必要です。
これを怠ると「罰金5000円」もしくは「懲役1か月」の処分があるので注意しましょう。お子さんが部首を採集する際は必ず保護者が付いていきましょうね。
部首採集へ
基本を抑えたらいざ、部首採集へ出かけましょう。
必要な持ち物は準備できましたか?
「部首図鑑」に「虫かご」に「虫取り網」
後は必要に応じて虫眼鏡や記録用のメモ帳、カメラを持参しましょう。
では、家の鍵を閉めて部首採集に行きましょう。
今日の目当ては「黽」
レア度★5の珍しい部首です。見つかるでしょうか?
まずは公園の花壇の付近を探してみました。
甘い蜜に誘われて部首が寄ってきそうですがどうでしょうか?近づいてみると……
早速発見しました!
日本昆虫部首協会の公式HPでダウンロードできる部首図鑑を見てみましょう。
「土」は体長が平均2.5~3.5㎝ですが、はかってみたところ4.5㎝だったので、前日の雨により肥大化したものかなと思います。この日採集できなかったら干からびて死んでしまっていたと思うのでよかったです。
次は場所を変えて木陰になっているあたりを探してみました。すると…
こちらも白いですね。雨で色素が抜けるのでしょうか(酸性雨)?部首図鑑を見てみると
「なめくじに近い」と書かれています。たしかににょろにょろ具合がなめくじですね。ですが外骨格は部首なので堅いです。
ここまで比較的発見しやすい部首でしたが、お目当ての「黽」はいるでしょうか?
場所を変えて遊具の近くを探してみました。
パンダの足元をよく見ていくと……
今までより足の多い種類を発見できましたが、鳥に食べられていました。
こうやって食べられてしまった部首は水500mlに対しミネラルたっぷりの泥5gを薄めて作った液に数日浸しておくと体が生えてきます。
そしてパンダの足元よりもっと下、地面をよく見てみると……
なんと、レア度★5の「黽」を発見しました。
下敷きになっているほうは鳥に食べられて数日たったのでしょう。白骨化していました。白骨化したものは液に浸しても戻りません。土に還るよう祈りましょう。
朝6時に家を出ましたが、度重なる忘れ物をし家と公園の往復を3度したのですっかり暑くなってきました。家に帰ります。
採集した部首たち
採集した部首を改めて見ていきましょう。
①「土」レア度★
②「辶」レア度★★
③「食」レア度★★(食べられ済)
④「黽」レア度★★★★★
いかかでしたか?
少年少女の頃の楽しい昆虫採集の記憶がよみがえったら嬉しいです。
最終形態が部首のもの、そして届け出さえ怠らなければ楽しく捕まえることができます。
お子さんと自分の子供の頃の話をしながら捕まえるのも良いですね。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?