【吹奏楽】吹奏楽祭に行ってきました。(福岡)

6月4日に福岡サンパレスにて行われた、福岡吹奏楽連盟主催の吹奏楽祭を聴きに行ってきました。

コロナ対策のため、ホールの入り口ドアを開けたまま演奏、入退場は出入口を分けて導線が被らないように配慮されていました。

さて演奏を聴くにつれ、総じてどこのバンドも「バランスの悪さが気になるなあ」と感じました。
具体的には
1.構成音の中でのバランス
2.音域ごとのバランス
3.楽器ごとのバランス

の3点です。特に2、3がうまくいっていないためにもう、演奏がカオスになってしまって何をやっているのかわからない、というところが相当数ありました。

1.構成音の中でのバランス
たとえば「ドミソ」の和音でソだけ大きすぎるためハーモニーが綺麗に響かない、とかそういった類です。

2.音域ごとのバランス
吹奏楽って中音域の楽器が多いので、ここに気を使わないと旋律がハーモニーに埋もれたり、バンド全体のサウンドがモヤっとしたりするのですよね。スッキリと聞かせるためには高音域~低音域のバランスと、各楽器の音色にも配慮が必要です。

3.楽器ごとのバランス
ほとんどのバンドにおいて、クラリネットやサクソフォンがあまり鳴っておらず、バランスを欠いている印象でした。曲の中でクラリネットが聞こえてこないのは、オーケストラで言うとヴァイオリンが聞こえてこないのと同じです。
このケース、指揮者の方が指揮台の位置で聞こえるバランスで調整してしまうと陥りやすい現象です。指揮台の位置だと客席で聴くより木管楽器がよく聞こえるので。

楽器のバランスは、単純に各楽器の人数のバランスが悪いというところもあるようで、パート割りの段階から計画性のある運営が求められます。

ホントは金管楽器だけ、木管楽器だけの中でのバランスとか、音色の問題、息のスピードの問題、発音の問題とかいろいろあるのですが、またの機会にしたいと思います。

吹奏楽祭も終わり、またコンクールの季節がやってきました。
コンクールについてはもうずっと聴き専の立場ですが、素晴らしい演奏に出会えることを期待しています。

#吹奏楽 #福岡 #吹奏楽祭 #吹奏楽コンクール


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