【演劇ワークショップ】稽古場日誌⑭⑮⑯

【演劇ワークショップ】play room第3期
稽古場日誌
「役者とは、演技とは」
第14.15.16回 堂々巡り


日々の忙しさにかまけて稽古場日誌が後回し後回しにされ、今日に至ります。反省。
と、同時に、多分この3回は同じコトを呟いていたように思う。

シーン稽古がスタートしていたのが14回目。
そこでシーン稽古やる前に、講師黒澤世莉さんから演技のキーワード、考えを教わる。
それは3つの“I‘’

①インテンシティ(強度)
②インテリジェンス(分析力)
③インテグレーション(統合、まとめる)

強度とはエネルギーに近い。会話はエネルギーの交換量だと言う。
その強度を上げるには、空間や感情、新鮮さ、不安定さだったりが作用する。

分析力は判断力や決断力の瞬発性も求められる。
そして、何をやるか、何をやらないか、をしっかりと決めるコトも大事だと。

統合、まとめる。
コレが難しい。今までやっていたリピテーションとセリフの統合。
それをキャラクターで発動させないと意味が無い。

そして、作品に献身する。
何を大事にして、何を捨てるか。
それができるコトで、必要な時に必要なコトができる。

そして世莉さん独自の言葉で「圏」を広げるとも教わった。
「圏」とは意識する範囲の感覚のコト。それは3つあって
①自分の中 自分の身体を観察する
②相手 相手との間に何があるのか
③舞台上、客席 装置や広さ 

それらを用いて、稽古をしていく。

のだが。
この3回の稽古を振り返れば、上手く会話になっていない、がほとんどだった。そして自分の癖も稽古の邪魔をしている。セリフも何かが邪魔をして出てこない。
身体と心と頭がバラバラ。
準備もきっと違うんだろう。

まさに堂々巡りな感じの稽古だった。

一旦リセット。
まず思い返そう。
俺は7月から何を学んでいた?

半年間かけて、マイズナーテクニックを学びながら作品を作るワークショップ

に通ってる。

そう。

ココに答えがあったんだ。
マイズナーテクニックを使いながらリピテーションをキャラクターと統合させればいいんだ。
今までの経験や知識、技術を求められてるんじゃない。
今まで学んだコトを、稽古に使えばいいんだ。

それに必要なコトは?
それに大切なコトは?

今一度確認して、おさらいして、明後日の稽古のための準備をしよう。

稽古でどうなるかは考えない。
だって稽古だもの。死ぬわけじゃないし。

世莉さんの言葉で1番好きな言葉
「トライ&エラー」
エラーできる回数もかなり減ったけど、恐れず堂々と稽古できるように、準備しよう。






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