ワークショップ稽古場日誌③

「澤塾ワークショップ」
稽古場日誌3回目(全9回)
感受性と想像性


本日は今日明日参加者1名追加。7名でのワークショップスタート。

まずは歩く。
平面を均等に歩く。偏らず一定にならず、均等に歩く。
そして、他に歩いている人を意識して歩く。
この稽古はどのワークショップでもやる人が多いのだが、人によって言葉のチョイスが違うので微妙に人によって違う。澤さんのは凄く分かりやすくて多分基本的なやつだと思う。
途中目を瞑って誰かを指さしたり懐中電灯を指さしたり。

そして今回も目を瞑りながらランダムに置かれた椅子に座るゲーム。
初めての人もいたので初めはベーシックな基本的なやつから。
そして個人戦への流れに。初めての人も対応が早く、なかなか良きゲームに。

そして今回初めてのゲーム。「探偵ごっこ」
単純に探偵、犯人(実行犯)と殺す相手を指名する支持者を決めて他の人は一般人。支持者が指示を出し犯人が殺す。その間は当然目を瞑って。
犯人が殺されてから探偵を中心に状況を報告しあったり推理しながら犯人と支持者を当てるゲーム。人狼と近いが、いや、別物のゲームだ。
殺されるまでの間に、如何に情報を得て、殺されたあとの推理スタートまでに集中して状況判断するか。
1戦目は澤さん曰く、犯人チームがポンコツだったらしい。それもあったのと探偵の洞察力もよく、犯人支持者を当てるコトに成功。
2戦目は犯人チームが上手く情報を混乱出来てた見たいで推理が紛糾。結果間違えて終わった。
が、このゲームは人狼よりも少ない情報量で如何にして犯人支持者を当てるかなので、こちらの方が難しい。が、凄く面白かった。

そして最後はマイズナーテクニック。
コレは海外の演出技法のひとつ。

「マイズナー・テクニック」は、「人間が思わずしてしまう「考えた演技」を、「「本能」にゆだね、自らの内に生まれた「衝動」によってのみ支配された演技」に変える」テクニックであり、「目の前に存在する相手役の言葉や仕草や存在を受け入れて、その場で真実を生み出していく」テクニックであり、「シナリオに書かれた決まり切った未来を、なにが起こるか分からない不確実な、本当の未来として生きる」テクニック

だそうです。
やり方としては、2人1組で向き合い、何でもいいんですが、言葉を決めてその言葉を応酬させる。
その応酬の間に生まれてくる感情を感じる。コレで説明合ってるのかな?
とにかくそんな感じ。感情を作るのではなく生まれる感情。
やってみるが、なかなか感情が生まれてこない。湧く感覚はあるが、それが感情まで育たないコトの方が多かった。凄く難しかった。
普段我々は感情を作る時もあるだろうけれど、やはり自然と生み出される。
その感覚を作る稽古。
難しいと話してると澤さん曰く、「慣れだよ」と。やっていけばわかってくるコトらしい。
舞台上で生きる為のテクニック。

今日も遊びがあり、学びがありといい時間でした。
いろいろと考えて用意してくれる澤さんに感謝。



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