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劇団きのこ牛乳『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌⑮

劇団きのこ牛乳 第13本目公演
『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌
「You can't ruin a stew」
15皿目 心と身体

心を作る。
強気や弱みを作る。
放心や号泣を作る。
微笑みや感動を作る。
感情を作る。

それらって作る、とは言う言葉を当てはめるが、実際は作ってはいない。と、私は思う。
元々、内なるものにあるもの。
それを揺さぶって。
それを震わせて。
それを生み出して。
それを刺激して。
それを爆発させて。
表現する、と言うコトだと思う。

役者それぞれが、人生の中で出来上がった、悲喜交々から生まれた感情。
コレを駆使して表現してゆく。
もちろん、あまり泣いたコトがない人は、その感情に近い経験や記憶を辿りに、似た感情は「作る」でも合っているのだろうが、やはりそれも少し違う気がする。
作るのではなく、自分の感情を引っ張り出して表現に練り上げていくんだ、と思う。
そうやって、心を練り上げて。

練り上げた心を今度は身体で表現していく。
目で、シワで、口で。
身振り手振りで。
踏み出して、後ずさりして。
緊張して、緩和して。

色んな組み合わせを試して、最適解を当てはめる。

役者には違和感を感じる時がある。
それは心と身体が合っていない時。

その違和感を消していく。
心と身体を擦り合わせて。

稽古終盤にもなると、それらを同時に瞬時に合わせるコトが多くなる。
情報量も増えてくる。それらを自分に置き換えて、心を手繰り、身体を操る。
違和感をなくし、手応えを掴む。

言葉では簡単に書けるが、本当に難しい。
今は、そのバランス、違和感と戦ってる。
必要な時間、誰もが通る道。
いつかするりと抜けられる道になるんだろうか?

今回の経験を先に見すえて。

今回ご紹介させて頂く役者さんはこの方!
鳴海コズエ役 こまつざきさちこさん

今作品への意気込みを。
「初見で台本を読ませて頂いた時に、
読み物、として既に面白い!!という不安とわくわくに襲われました。
今は、ようやっと鳴海さんがこちらをチラ見してくれてる段階でもうちょっと此方まで来てよ、行くからぁってカンジです。(2週間前だぜ早よせぃ)
がむばるます🍎」

キノコと牛乳でキノコのクリームシチュー、追加するならどの具材?
「ブロッコリー。
緑が好き。栄養価が高く、彩りの見た目にもグー😉👍✨
もう、お腹もぐーです。」

不思議な佇まいの彼女。落ち着いてる?不思議ちゃん?普段は大人しいですが、いざ演出家と話すと色々聞いて回ったり、自分の研鑽に余念がない、真面目な一面も。
お芝居に一生懸命な彼女、ご期待下さい♪♪

劇団きのこ牛乳 第13本目公演『鬼跡-キセキ-』
@東中野RAFT

【日程】
2019年7月25日(木)~28日(日)

25日(木)19:00
26日(金)14:00/18:30
27日(土)14:00/18:30
28日(日)15:00
全席自由

チケット料金:2500円(前売り/当日共)

梅﨑信一専用チケットフォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/kinokomilk13kiseki?m=0mfcjei

【作・演出】
根間健太郎(演劇集団Rubbish)

【キャスト】
千草(劇団きのこ牛乳)

梅崎信一
加藤優季
こまつざきさちこ
知久貴大(劇団AIR)
シゲキマナミ

ケンタウロス骨(劇団ジェット花子)

お問い合わせ 劇団きのこ牛乳
kinoko.milk@gmail.com

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