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TOKYO笹塚ボーイズ「朝の気配」稽古場日誌③

TOKYO笹塚ボーイズ「朝の気配」稽古場日誌
「みんなとの景色の作り方」
初稽古

「朝の気配」初稽古でもあり、新年初稽古でもあるこの日。

まずは俳優陣筋トレ。ここのユニットでは筋トレは必ずやるらしい。
しかも、かなり本格的。回数もなかなか。
そーです、オッチャンなんです。かなり甘めでやらさせて頂きましたw
この歳になると筋肉痛って遅れて来るんです。明日大変だろうなぁって。
筋トレ稽古にあったのって、最後は30代前半で呼んでもらった劇団さん以来!?久しぶりだが、甘めに見てもらっても、しっかりやろう。
なんか部活みたいで楽しい。

前回出来なかった本読みが出来るとあって楽しみな反面、少し緊張。
そしてみんなの役どころがわかる。芝居してる顔が見れる。声が聞ける。
どんな間なんだろ、とか、イントネーションとかも気になったり。

本読みとは文字通り、台本を読む稽古。
台本の構成、キャラクターの個性、各シーンの意味、そして作品としての役割。コレらを読み解く。読み落とす。読み聞かせる。

忙しい方も多く、全員揃わなかったが、そこは代役を立てて、初読み合わせ。

第一声から分かった。本気度が凄い。
その第一声から連なる本気。真剣。熱。
皆が、読みたくて、いや、稽古したくて仕方がないのが伝わる。
歳も、経歴も、関係ない。皆が自由に演じていた。そう、読んでいたんじゃない、演じていた。
気持ちに合わせて動く人、気持ちを高ぶらせるて高揚する人。言葉を置きに行く人はいない、皆が台本と真摯に向き合っていた。
その間に注釈やト書を入れてくれる作演出。
それを聞いて想像力を膨らませて、役割を演じていく。

本読みが終わる。

改めて、選ばれし者の恍惚と不安我にあり。

だった。
それと同時に、稽古がスタートした。
待ちに待った稽古。
この作品が、どうなっていくのか。どう変化していくのか。みんながどう演じていくのか。
不安もあるけど、今は楽しみが勝ってる。
大きな2歩目を踏み出した。

梅﨑信一
2020年2月TOKYO笹塚ボーイズ「朝の気配」
ハチ先生役で、作品に挑みます。

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