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劇団きのこ牛乳『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌⑫

劇団きのこ牛乳 第13本目公演
『鬼跡-キセキ-』稽古場日誌
「You can't ruin a stew」
12皿目 個と個

座組なんて言葉を使ってる劇団ユニットまだあるのか?
座組って、いわゆる演出家含めた舞台出演者やスタッフの集まりのコト。
私はこの座組と言う言葉がとても好きだ。
座する組、とも取れる。
演出を中心に座して稽古する組。
うん、やっぱり古いな。
でも、稽古場とは、本来そう言うモノだ。
いや、そうあって欲しいと言う願望か。

でも役者は個人だ。
もちろん座組と言う集団で公演をうつのだが、劇団やユニットは個人の集合体だと思ってる。
個人と個人、複数の個人、個人。
役者一人一人が持ちうる個性を輝かせて、作品に色んな光を当てて個性を浮かび上がらせる。
作品というキャンバスに、役者と言う絵の具で個性を描く。
各個が光って、初めて作品が光る。
役者とは個人。独りなのだ。

だからこそ。
個人個人の思いや技量、己の持ち味、プロセスなどを最大限発揮していかなければ、作品にはならない。
個の集合体が作品。座組。
作品には個の光が必要。
個人個人が、同じ作品に出るだけでは集にはならない。
個人個人が、作品にどのように向かうか、どの方向を見るか、それが出来うる限り、集めていくコトで、「集」になる。「作品」になる。

皆が、作品になるように。
皆が、作品の個性になるように。
個から集へ。
集から作へ。
作品に光を。

劇団きのこ牛乳 第13本目公演『鬼跡-キセキ-』
@東中野RAFT

【日程】
2019年7月25日(木)~28日(日)

25日(木)19:00
26日(金)14:00/18:30
27日(土)14:00/18:30
28日(日)15:00
全席自由

チケット料金:2500円(前売り/当日共)

梅﨑信一専用チケットフォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/kinokomilk13kiseki?m=0mfcjei

【作・演出】
根間健太郎(演劇集団Rubbish)

【キャスト】
千草(劇団きのこ牛乳)

梅崎信一
加藤優季
こまつざきさちこ
知久貴大(劇団AIR)
シゲキマナミ

ケンタウロス骨(劇団ジェット花子)

お問い合わせ 劇団きのこ牛乳
kinoko.milk@gmail.com

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