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第4部 XR論=空間論:「実存」から「実在」へ(10)
10.ファンタスティックな空間としてのVR(3):光と線の空間としてのVRゲーム『Rez Infinite VR』
このように、モノのモノ性を強調することによって、見慣れたものの見方を変える、「人間による世界の意味付け」という捉え方=枠組みから、「人間による意味付けとは関係なく、ただ端的にそれ自体として存在している事物の方へ向かう」へと世界の捉え方の枠組み自体を変える、というか変えることができるというのが、VR(XR)ワールドの魅力と可能性の一つの中心、と筆者が考えるところのものである。フォトグラメトリーについては、
現時点では、まだ技術がそこまで(解像度の高いものを表現するところまで)は行っていないので、とりあえず、モノを簡略化して表現せざるを得ないというのも現実的な事情としてあるであろう。しかし、それこそが、解像度が落とされているが故に、それが特異な空間、VRならではのファンタスティックな空間、人間中心の世界とはまた違う空間を生み出しているのである。
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全5部、75本の記事のそれなりの大作ですが、お値段はすべてセットで500円とお得になっています。
主に2022年から2023年3月頃までに書いたSF、アニメ、アバター(Vチューバー)、VR、メタバースについての論考をまとめました。古くな…
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