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9mmかみじょうちひろが愛される理由4つ

皆さんは「かみじょうちひろ」なる人物を知っていますか。かみじょうちひろ(以下ちひろ)は、ロックバンド9mm Parabellum Bullet(以下9mm)のドラマーです。9mmでは、同バンドの創設者で、リーダーでもあります。ツインギターとベースが暴れ回るなか、ドラムを響かせて、バンドサウンドを支えています。時々バスドラムとシンバルを叩きながら、スティックトリックを見せて、存在感を目立たせています。バンドでの名前はひらがなで、本名は漢字です。

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かみじょうちひろ、9mmライブでの演奏

ちひろが9mmなるバンド名を考えました。彼が尊敬する先人のバンド、BLANKEY JET CITY、THE YELLOW MONKEYのように、3単語の長いバンド名を意識しました。ミリタリーが好きなちひろは、世界で広まっている弾丸である9mmパラベラム弾を選び、9mmなる長いバンド名にしました。彼本人は、バンド名の由来を聞かれるたびに、「ふと思いついた」とか、「つかんだ米粒が9mmだった」とか、「祖父を撃ったのが9mm弾だった」とか、いつも冗談を言います。ボーカリストの卓郎によると、「壁にあったポスターに9mmと書かれていた」と言った由来が有力です。時々おふざけをして、周りを笑わせる楽しさを見せる人です。

9mmファンの間では、ちひろの人気が高いです。とある朝の番組で、推しアーティスト特集のなかで、たくさんの推しアーティスト名が並ぶなか、9mmと共に、ちひろの名前がありました。9mmを知らない人は、ちひろがボーカリストだろうと勘違いしたと思います。ボーカリストより目立たない立ち位置になりやすい、ドラマーが注目されるのはおもしろいです。

この記事では、ちひろがいろんな人に愛されている理由を4つにまとめました。ちひろを知りたい人のために書きました。


★バンドを見守る兄のような存在


ちひろは9mmメンバーのなかで最年長です。大学時代の音楽サークルで、8組くらいバンドを作って、音楽を楽しんでいました。そのなかで生まれたのが、9mmです。サークルに入った、卓郎と滝をバンドに誘い、後に和彦も入り、今の9mmが結成されました。ちひろから見た卓郎たちは、「かっこよさの方向性がそれぞれ違う感じ」と語っていました。9mmを結成したばかりの頃は、リーダーの意識はありませんでした。メンバーと話し合っていくうちに、バンドをまとめる存在に気づき、次第にリーダーとしてのちひろになりました。社会人になり、ちひろは仕事か、バンドか迷っていました。卓郎たちがバンドをやりたい気持ちを聞いたちひろは、会社をやめ、9mmとしての活動を本格的に始めました。卓郎にとって、ちひろは「近寄りがたいようだけど、頼りがいのある人」と語っていました。メンバーそれぞれのかっこよさを大切にしながら、バンドを見守る、心広い人です。


★バンドを支えるドラミング


バンドのなかで、ドラムは曲のリズムを奏でて、曲の盛り上がりと響きを支えていきます。9mmはロック作風のバンドなので、ドラムは必要不可欠な存在です。ちひろは、手数の多いドラミングが特徴です。2つのバスドラムを両足で連打し、シンバルとタムを響かせます。早いツーバス連打と、正確なタムが得意です。そして、バンドのなかでドラムは後ろにいて、目立ちにくいので、ちひろは魅せるためのスティックトリックをやります。ちひろいわく「ドラムは目立ちません。だからスティックトリックをやるんです」と。スティックトリックに注目したドラム本を出したことがあります。メジャーデビュー以降、ドラムの師匠に下手さを指摘され、弟子入りしたちひろは、向上心が絶えません。9mmのアルバムを聞くと、ちひろのドラミングに変化が現れ、自由自在に叩くようになっていました。バンドの土台を支える、力強いテクニックあふれるドラマーです。


★クールな雰囲気

ドラムを演奏するちひろの表情は、常に冷静です。ドラムセットを見つめ、スティックを握って、ドラムのリズムを響かせます。目の前で滝と和彦が暴れ、卓郎が歌声を出すなか、ドラムを決して止めません。常にドラムを奏でます。ブリだったら、あの3人を見てしまうと、暴れている様子に吹いてしまいそうで困ってしまいます。冷静な表情で、一心不乱にドラムを叩くちひろはかっこいいです。ドラムを見つめる瞳がきれいです。スティックトリックを見せるたび、ブリはくぎ付けになります。ちひろにとって、ドラムは「自分の意志をくみ取ってくれるもの」と思っています。ちひろは、卓郎たちがステージでジャンプする様子を見て、「一緒にジャンプしたかった」と語ったことがありました。


★ギャグの引き出しが多い

クールな表情でドラムを奏でて、バンドでリーダー性を見せるちひろですが、時々話すギャグがカオスです。表向きの雰囲気とのギャップがすさまじいです。例えば、これからの9mmの活動についての話では、ちひろは「これからも地球の資源を大切にしながら、子供たちの夢を壊さないようにしたいです」と、ふざけているのか、まじめに話しているのか、おもしろい話をします。9mmなるバンド名の由来についても、ころころ理由を変えて、反応を狙っているのが見え見えの様子です。さらに、この記事で書くと恥ずかしい変態話もします。そのギャグで多くのファンはツッコミが絶えず、さらにちひろのおもしろいところが盛り上がりました。ちひろは常識的に変態話をしています。卓郎たちが「かみじょう君」と呼ぶのは、お決まりのツッコミです。


以上、ちひろが愛されている4つの理由でした。クールな雰囲気と、頼りがいあるリーダー性と、おもしろい話が魅力です。ちなみに、ちひろはバンド名だけではなく、9mmの個人事務所「Nonet」(ノネット)、9mm自身のレーベル「Sazanga Records」(サザンガレコード)も名付けました。前者の由来は「九重奏」、後者は「3x3=9(さざんがきゅう)」と意味します。もちろん「9」にこだわった世界観にまとめました。この記事でちひろに興味を持ってくれたら、うれしいです。9mmを聞いて、ちひろのドラムをよく聞いてみてください。いろんな発見があります。
☆~(ゝ。∂)

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